ちょっと大変~古文書(こもんじょ)の出版に向けて
前にも書いたように、古文書研究会で勉強をしています(が、落ちこぼれ状態です)。
昨年末、会長さんより、読んでいるものがまとまってきたので出版をしようか、というお言葉でした。
で、大体のページ数を勘定するとなんと500頁あまり。原文のコピー、翻刻分(原文を読めるようにしたもの)で大体350頁程度、これに読み下し(現代文に直したもの)と解説で150~200頁。
一度、翻刻分、読み下し文は読み直して訂正はしていたものの、本にするとなるとキチンとしようと読み直しをしているのですが、改めて読むとケアレスミスが多く、時間がかかっています。
上の写真、パソコンの右が古文書の現物を拡大コピーしたもの。下が翻刻文。その左が読み下し文。
最初、翻刻分と読み下し文を比べ間違っているところをチェック。これを、パソコンに入力。どちらが正しいかを原文と比較。それを、再度パソコンに入力。
現代文なら簡単なのですが、原文自体も地方文書(じかたもんじょ)なので書き方が非常にわかりにくい部分もあり、これで時間がかなりかかります。少し急ぎたい事情もあるのですが、今年いっぱい原稿が上がるかと思っていたら、多分、来年まではかかりそうです。
テキストが多いため、5分割して検討をしていますが、上の写真はNo3。あと、No4とNo5があり、これを思うと、夏毎日暑いのにゾクゾクして寒気がします。
ただ、お武家さんの文書(もんじょ)とは違い、庶民の生活に近い文書なので興味を引く部分が沢山あります。
最近のコメント