絵本

2021年10月12日 (火)

「えんがわ・一畳の気まぐれ資料館」~いつの間にやら9回目

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チラシの発注を忘れ、印刷が遅れ昨日出来上がってきました。

気がつけば9回目の展示になりました。


第1回目が”千々石・小浜の明治・大正・戦前の古絵はがき”。第2回がアニメと挿絵原画”。第3回が”島原・天草一揆関係”。第4回が”栗原玉葉と正月用引き札”。第5回が”肥前長崎之図と長崎の古絵はがき”。第6回が”キリシタン禁制高札”。第7回が”栗原玉葉と長崎古版画(復刻)”。.第8回が”古文書各種と有馬晴信がローマに送ったお礼状(複製)”。


長崎から来られた方、大村から子どもと一緒に来られた方、栗原玉葉の時は説明に数回呼びだされたりもしました。古文書関係は”くずし字事典”などを持ってきて勉強する姿も。


大体三ヶ月もすると人間は飽きてくるので、年4回入れ替えをと思っていたら、コロナの影響で四ヶ月に伸ばしたものもありました。一応来年の予定も立てました。正月の栗原玉葉は定番。


大人向けが続いたので、今回は”豆本”を並べてみました。チラシには「豆本百冊」と書いていますが、実際には123冊。


最近、ニュースを見ていると”子どもの絵本の読み聞かせ”が苦痛だという方が多い、という調査結果がありました。忙しい、何回も同じ所を読まされる等々理由はあるようです。


私も子どもが小さいときは読み聞かせをしていましたが、「お父さんの声、暗いから、イヤだ」と言われたときは、ショックで3日ばかり寝込みました。


豆本の絵本は小さくて、子どもも大人も楽しく読めるので、利用してはどうでしょう。中学生が先日来たとき、”カワイイ~、
売らないのかな?”と言っていたとか。

展示の内容については前に紹介をしているので省略。チラシはクリックすると拡大します。



2021年8月 7日 (土)

「星落ちて、なお★澤田瞳子著」「牧野富太郎★(文)清水洋美・(絵)里見和彦」「あんなに あんなに★ヨシタケシンスケ」~本を3冊ばかり

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最近は長い小説、字が小さい小説、登場人物が多い小説は避けるようになりました。根気が無くなり、目が悪くなり、記憶力が衰えたせいで、要するに歳を取ったという事です。

某日、いつもの本屋さんにいったら「星おちて、なお」という小説が置いてあり、「暁斎」という字が目につきました。ヒョッとしたらと思ってページをめくると「河鍋暁斎(かわなべきょうさい)」の娘の話でした。いつだったかこのブログでも河鍋暁斎の絵の事を書いていました(→こちらをクリック)、ということで、なにかのご縁かとも思い買ってきました。


絵師の娘で同じ道を辿ったのは、葛飾北斎の娘、葛飾応為がいます。こちらも、以前紹介をしていました→こちらをクリック


河鍋暁斎については知っている人は知っている、知らない人は知らない、というところがあります(当たり前ですが)。「広重って知ってる?」「知ってる」、「北斎って知ってる?」「知ってる」、「暁斎って知ってる?」「誰、それ」というのが当たり前の反応のようです。私たちの教科書には載っていませんでした。


右は暁斎の展覧会があったときの図録だと思われますが、表紙を見るとオドロオドロしい絵、美人画等並んでいます。「その手に描けぬものなし」とあるとおり、図録を見ながらつくづく思いました。


本の中身については説明が長くなるので、各自買うか、図書館などで借りて読んで下さい。切れの良い文体は、内容にピッタリで、その時代の雰囲気が良く出ています。


さて、本を読んでいると、本市吾妻町出身の栗原玉葉の事が書いてありました。お嬢さんみたいな感じで書いてあったので、吾妻の方が読んだら少し異論があるかな、という感じでした。玉葉の絵の師、寺崎広業にも触れてありましたが、辛辣な書き方でした。

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中学生の読書コンクールの課題図書の本です。牧野富太郎氏の名前は以前から知っていたのですが、中学生向きのやさしく書いてある本なので、改めて読んでみることにしました。「牧野富太郎」は植物学者。ご存じ無い方は→こちらをクリック

右は牧野富太郎氏の写真です。蝶ネクタイまでしますね。この写真と”はじめに”に書いてある、写真の説明を読めば、牧野富太郎氏の人となりが分かるかと思います。



「日本の植物学の父」といわれる牧野富太郎は、植物採集に行くときに、いつもこんな格好で出かけました。きちんとした服装は植物への尊敬の気持ちのあらわれで、満面の笑顔は、大好きな植物に会えるのがうれしくてたまらないからです。



今の子どもの希望する職業はユーチューバーとか、ゲーマーとからしいですね。スケボーの子がオリンピックで優勝したので、スケートボード教室に入門する子どもがドット増えたそうです。牧野富太郎氏は小さいときから植物が好きで、死ぬまで植物の事を研究しています。

なんとなく、おじ(い)さん、今の子どもたちを見ると淋しいですよね。まあ、時代が違うし、「昔が良かったはずが無い」、とかいう本もありましたが。


小学校でタブレットを使う授業が始まるようです。理科ではタブレットの画面を見ながら、植物の勉強をすると思いますが、牧野富太郎氏の本を読みながら、効果がある授業なのかな?とは思いました。


と、書けばきりが無いのですが、なにを言っても老いの繰り言で、私も「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」という歳になったという事です。


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これ読んで涙が出ました。人生が終わりかけた方にはよく分かる。自分も同じだったと。

ということですが、作者のヨシタケしんすけさん1973年生まれで48歳です。まだまだお若いのに、こんな絵本が良く書けたと思います。感性の豊かな方ですね。


今日の千々石の風景です。なぜか、ありふれた風景に感動するようになりました。まあ、結局は歳をとったという事ですね。最近はしみじみとそう思います。

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読み返してみて、文章が支離滅裂で、歳取った、というのが多いですね。

夏バテで、くたばっているせいかと思います
m(_ _)m。気持ちとしては、もう一発〇〇でもしてみようかと企てているのですが。〇〇ですか?ここじゃ書けませんヨ(^_^)。


2019年9月15日 (日)

「おかしえんの ごろたん」~おくやまれいこ作・絵

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おくやまれいこさんは、奥山玲子さん。

日本の女性アニメーターの先駆者です。NHK朝ドラの「なつぞら」の主人公奥原なつのモデルとされています。


この本は1980年「太平ようねん童話 おはなしゆうえんち24 おかしえんの ごろたん」の復刻版です。
ピーマン、にんじん、おさかな大嫌い、お菓子大好きの”えっちゃん”はある日、家を飛び出し”おかしえん”に迷い込みます。そこは、お菓子食べ放題の世界。ですが、良い事ばかりでなく、少し怖いことになります。あとはどうなるか?読んからのお楽しみ。です。

最後にスペシャルインタビューとして、「なつぞら」のアニメーション時代考証をしている、小田部洋一さん。奥山玲子さんの御主人ですが、「奥山玲子の原点」として話をされています。短いながらも当時のアニメーション界、奥山さんの事について興味のある所です。


「なつぞら」の奥原なつは奥山玲子さんをそのままを描いたものではありませんが、奥山玲子さんの事を知ってTVを見ると「なつぞら」もより一層面白く見られると思います。

絵本の方も素敵なので、是非、ご一読を。



2019年4月27日 (土)

連休はチコちゃんと~「早くしないとチコちゃんに叱られる」


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いよいよ連休が始まりました。連休前から、「旅費と宿泊代出すから、ディズニーランド行かない?」と声をかけめくったのですが、全部アウト。

で、連休はチコちゃんと遊ぶことにしました。

単に迷路ブックかと思ったら、手強い手強い。簡単だと思っていたら、下の「町ステージ」、「キヨエちゃんに会ったあとにトンネルを3つくぐってコールへ行こう」「信号のある交差点11ヵ所ぜんぶ通ってゴールへいこう」と高レベルの問題。


「お花見ステージ」「水族館ステージ」「動物園ステージ」など9ステージありますが、今日一日かかってまだ、最初のステージも突破していません。多分、連休中には全部クリアー出来ないと思います。もっとも、仕事を辞めたので、一年中連休ですが・・・・


最近、小さいときから一人でゲームばかりで遊んでしている子供が増えているようですが、これなら一家で一緒に楽しめます。
混雑しているところより、金はかからないし、頭は使うしで、皆ででも、一人でも楽しめますから、お薦めの一冊です。


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昨日の「チコちゃんに叱られる」の最後に、視聴者からのお便りがあり、気になりました。

結婚20数年だったかの五才の主婦の方から、番組のオープニングで、岡村さんとチコちゃんが手を繋いで出てくるところが気に入っているらしく、旦那さんの手を握ったら、振り払われたんですって。で、ですね、実はウチもカミサンの手を握ったら、「ウザイ」と言われて振り払われました。


それ以来、落ち込んで暗い連休を迎え、そして「令和」の年を迎えることになりそうです・・・・


2018年12月 5日 (水)

「せかいで さいしょの ポテトチップス」~アン・ルノー著★フェリシタ・サラ絵★千葉茂樹訳

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今や日本国民というより、全世界の人の好きなスナック菓子「ポテトチップス」。

最初にポテトチップスを作ったのは、誰でしょう?
え~知らない!「ぼーっと生きてるんじゃねーよ!」とチコちゃんから叱られますよ。

「日本人ならず世界中で、パリパリとポテトチップスを食べながら、テレビなりゲームをしているのに、なんとポテトチップスが、世界で最初に作られた事情を知らない人が多いことか」

ということで、絵本をご覧下さい。ただし、「これからあじわっていただくのは、ほんとうにあったできごとに、ちょっとスパイスをきかせたおはなしです。」と書いてあります。

ジョージ・クラムさんは料理好きで、「グラムのレストラン」を始め、大繁盛。そこに、フィルパート・P・ホースフェザーズという紳士が料理を頼みますが、頼んだのが「ポテトだけ」。

クラムさんはポテト料理を作りますが、
フィルパート・P・ホースフェザーズさんは気に入らず、3回も作り直します。

で、やっと、
フィルパート・P・ホースフェザーズも満足できるものができたわけです・・・これが・・・なのです。

さて、後書きの「著者のことば」によればポテトチップスを作ったのが、クラムさんが最初では無かったようなのですが、その新メニューを求めて、大勢の人が押しかけるようになったそうで、数年後には「サトガ・チップス」と呼ばれるようになったそうです。

なお、1891年12月27日付けのニューヨーク・トリビューン紙には「ジョージの幅広い顧客のなかには、大富豪もいれば、農民も政治家も、工場の社長も労働者もいてだれもが列をなしておしかける」と書かれているそうです。

ということで、ポテトチップスでも食べながら、絵本をお読み下さい。
なお、ポテトチップスはお皿に盛って食べてください。絵本を読むと分かります。

私見ですが、ポテトチップスは、自分でポテトを薄く切って油で揚げたのが一番美味しいと思うのですが・・・・湿気るのが早いのが欠点ですが・・・



2016年1月26日 (火)

「BEFOR AFTER」~ANNEーMARGOT RAMSTEIN & MATTHIAS ARÉGUI著★素晴らしき絵本

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絵本にしては、少し分厚い本ですが、子どもに読ませても良し、大人が読んでも

良し。素晴らしい絵本でした。「BEFOR  AFTER」というくらいですから、事前事

後、使用前使用後。私は使用後になりますが・・・


2ページが一つのお話しになります。ただし考えるのは読者。説明はありませ
ん。

こちらは、左のページがサナギ、右のページがそのサナギが蝶になって飛んで

いくところ。まさに「BEFOR  AFTER」。

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こちらは、ケーキ作りの器具と材料と、出来上がり。子どもが見ても喜ぶでしょう

が、大人なら、誰が、何のために作ったのかな?と考えるのも面白いでしょう。

「お誕生日おめでとう」のプレートがないので、誕生日ではなし、クリスマスか子ど

ものパーティー用か。作ったのは、お母さん?こども?ひょっとしたら、お父さ

ん?

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防寒帽子かな?編んでいるのは、手が若いのでお母さん。子どもも喜んで、受け

取って外に遊びに出かけたのでしょう。こどもの喜びが伝わってくる絵です。

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左が木馬で、右がロッキングチェア。子どもの時は木馬に乗って、歳をとってから

はロッキングチェアに座ります。

どんな子供がこの木馬に乗って、大人になって、歳を取ってロッキングチェアに座

るまで、ような人生を送ったのでしょう。男性かな?女性かな?窓も明るい窓

から、晩年をあらわすような黒に変わっています。

歳取って、おじ(い)さんになると、この絵を見ると、自分の送って来た人生を思わ

ず振り返りました。

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この本残念ながら、日本語版では出ていません。というより、英語で書いてある

のは表紙と、見開きの出版年などしかなく、本文には全然文字は書いてありませ

ん。


Amazonあたりで、「絵本 BEFOR  AFTER」とか、「洋書 BEFOR  AFTER」で検索

すると、出てくると思います。


と、原則2ページで一つの話になりますが、2ページを見て、どうにも分からな

く、次のページを開くと納得しました。4ページで一つの話になるところもあるので

要注意。一冊持っておいて、気が向いた時に適当なところを開き、いろいろと想

像するのが楽しいでしょう。ユーモアもあり、深いところもあり、お薦めの絵本で

す。

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2015年12月22日 (火)

「おやすみ、ロジャー★魔法のぐっすり絵本」~カール=ヨハン・エリーン著

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この本の最初、「本書の読み方の手引き」にこう書いてあります。

「【注意】運転をしている人のそばで絶体に音読しないこと」。


すぐに寝る子もいますが、なかなか寝ないで、苦労している保護者の方もいる

思います。この本、表紙の帯に書いてあるように、「たった10分で、寝かしつ

け!」と書いてあるので、買って来ましたが、考えると、我が家には小さい子供

がいるわけじゃなし・・・


あらすじは、ロジャーの兄弟が、いつもより早く眠ってしまいますが、ロジャーだ

けは眠たくなりません。そこで、おかあさんうさぎは、「あくびおじさん」に会いに行

くことを提案します。


途中、「おねむのカタツムリさん」とか、「ウトウトフクロウさん」に会いますが、「あ

くびおじさん」の所へ行って。また、帰りがけに、「おねむのカタツムリさん」や「ウ

トウトフクロウ」に会い、家に帰って無事眠る事ができます。


本は絵も描いてありますが、絵を見せるより、お話しを聞かせるほうが良いとの

ことです。

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本には、普通の文字、色文字、太字がありますが、太字は、言葉や文を強調して

読む所。色文字は、ゆっくり、静かな声で読む所。


で、読み方の手引きを読むと、「内容はリラクゼーションを目的とした心理学のテ

クニックに基づいて・・・・」とあり、作者の経歴を見ると、「行動心理学者。スウェ

ーデンの大学で講師を務める。心理学と行動科学の知識をいかして本書『お

すみ、ロジャー』を執筆」したそうで、普通の絵本とは少し異色だと言えます。


訳者の、三橋美穂さんは「快眠セラピスト。日本睡眠学会正会員」で、寝具メーカ

ーの研究部長を経て独立をされています。


読んでいると、「足首を楽にして」、「足全部を楽にして」、「おなかと背中を楽にし

て」、「両手を楽にして。ほら、どんどん両手が石みたいにおもくなってきたわ

よ」。という所などは、催眠術のテクニック、また、自律性の訓練の時に使う技術

で、作者の経歴からすると納得出来るところです。


さて、せっかく買ったものの、どうして試してみようかと・・・思いついたのが、自分

で、指示通りに読んでみて録音し、寝る時に聞いてみてどうなるか?


で、どうなったかというと、録音している途中で、寝てしまいました。この本、どうも

子供より、大人の方が先に眠ってしまうのではないかと・・・・・






2015年5月21日 (木)

「絵本 夢の江戸歌舞伎」「絵本 江戸のあかり」「月刊 たくさんのふしぎ」~一ノ関圭著 その二(おしまい)

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昨日、一ノ関圭さんの漫画のことを書きましたが、捜してみると、あと4冊絵本が

見つかりました。まだ、あるとは思うのですが、なにせ田舎ですから、他にあるか

どうか、よく分かりません。


上の二冊が、月刊「たくさんの不思議」、2002年5月号、「おおふじのひっこし大

作戦」。


1994年、栃木県足利市にある植物園から、都市化が進んだため、幹の大きさ

が日本一という4本の、おおふじを、20㎞離れた郊外にひっこしさせる樹医さん

お話です。

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スキャナーに入りきれないので、写真で撮りました。少し見にくいかな?


2012年5月号は「琉球という国があった」。

これは琉球王朝の歴史についての本ですが、良く考証されていて、どちらかとい

うと、文の方が主になるようですが、

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やはり、一ノ関圭さんだけあって、絵もしっかりしたものです。多分、水彩かなと

思うのですが・・・



絵本「江戸のあかり」は、「歴史を旅する絵本」と書いてありますから、シリーズ

かな?副題が「ナタネ油の旅と都市の夜」


田おこしから、苗植、収穫、油しぼり、どうやって江戸まで運んだのか、江戸の夜

に、ナタネ油が灯りとして、どう使われたのかが描いてあります。

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少し明るいようですが、付録の解説の塚本氏と一ノ関氏の対談で「今に比べて非

常に暗いあかりを、この絵本ではやや明るく描いています。本当はこの絵に描か

れたよりも全体に暗くって、あかりも、今のあかりほど明るくないわけですよね。」


・・・・「あんどんはこんなに暗かったんだ、というのが本当の実感でしたね。何も

見えないんですよ。あれで針仕事をしていたなんて、信じられない」と書いてあり

ますが、本当に現代に生まれて良かったですね。


歌舞伎座での灯りの様子も描いてありますが、「舞台の背景に緑を使ったんで

す。そしたら次に、服部先生が歌舞伎の世界では着物に緑を使うことはあって

も、背景に緑を使うことはありえない、というふうに言われたんです。・・・」という

ように、専家の考証もきちんと入っている本です。



「絵本 夢の江戸歌舞伎」。歌舞伎について、本格的な本です。うしろにも、細

絵の内容について、説明が入っています。

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矢印の所、客席の上を通って橋が架かっています。


これ、本当かなと思ったら、解説に「こういう大胆な演出が実際に行われたことが

あるのは記録によってわかります(たとえば文化三年〈1806〉の5月、市川座で

『仮名手本忠臣蔵』の10段目と11段目の2幕が出た時に、これと同じような橋を

つくり、これを両国橋にしました。この時は『中の間の歩行板を桟敷の高さまでせ

り上げて欄干付きの橋にし、上桟敷から四十七士の面々が討ち入りの衣裳でこ

の橋を渡って行った』という記録が残っています)。芝居は劇場全体の空間をフ

ルに使って演じられます。・・・・」と、江戸時代の歌舞伎もたいしたもんですね。


絵の方も、これ、楽屋を描いた一部分を拡大したものですが、驚くほど、良く描か

れています。

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一ノ関さん、歌舞伎のことは、あまり知らなかったそうですが、資料等を調べ、8

年かけて描いた絵本だそうです。細部まで、実によく描き込んであります。


大道具作り、工房、楽屋、奈落、宙乗りの立ち回りをどうしていたのか等、絵と後

の解説を読むと、昔の歌舞伎の事がよく分かります。


この本、特に歌舞伎が好きな方には、お薦めです。歌舞伎は、こちらではほとん

ど、お目にかかりませんが、少しお高いですけれど、買いました。見ているだけで

も楽しい本です。



(「江戸のあかり~文・塚本学 絵・一ノ関圭」「夢の江戸歌舞伎~文・服部幸雄 

 絵・一ノ関圭」~岩波書店刊 ★「月刊 たくさんのふしぎ」~福音館書店刊」)


2015年5月 9日 (土)

「たびねこ」~さとうあすか著★ボールペン画クリエーター

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先日、TVを見ていると、面白い絵本が出ていたので、買ってみたら、これ凄いで

すね。


作者の、さとうあすかさん、学生の時は、授業中こっそり落書きして、楽しんで

いたそうですが、卒業後は普通のOL。


休暇でのスイス旅行からの帰りがけ、絵
を書いていたところ、CA(キャビンアテン

ダント・昔で言えば、スチュワーデスさん)が、あなたの絵は凄いから、私のため

に描いてと頼まれ、描いて渡す時「仕事を辞めて絵描きになりなさい」と言われ、

それをきっかけに、仕事をやめたそうです。


上は表紙になりますが、この絵は、パイロットのボールペン、HI-TEC-C、0.2㎜

で描いたそうですが、


中身は

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こんな感じの絵ですが、気球の所、拡大すると

3_2

もっと拡大すると

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これ、ボールペン一本で描くの大変でしょうが、しかも

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この、チマチマとした絵から、上の絵を、「みつけてね」と言うんですから、見つけ

る方も大変ですよ。


少し前、「ウォーリーをさがせ」というのがあり、子供と一緒に「ウォーリー」探しを

楽しみましたが、こちらの「たびねこ」さんの方が難しかった。


結局、一日この絵本で遊びましたが、近眼で、老眼で、疲れ目なので、少々くた

ばりました。


子供が小さい方は一緒に遊ぶと楽しいですよ。子供さんも喜ぶと思いますので、

親子で挑戦してみて下さい。


なお、さとうあすかさん(サイトでは佐藤明日香になっています)のホームページ

も楽しいので、見てください。→こちらをクリック



2015年5月 7日 (木)

「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ(ホセ・ムヒカ元ウルグアイ大統領)」~くさばよしみ編・中川学絵

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「しあわせって 何だっけ 何だっけ・・・」と、明石屋さんまさんの歌が、ありました

が、本当に「幸せ」ってナンデショウ。


幸せを求めるために、裕福な生活を求め、社会の発展を望み、投資をし、わけ

も分からず、グローバリゼーションの時代とかいっているのですが・・・


さて、この絵本、子供のためにというより、大人のための絵本。


2012年、リオデジャネイロでの国際会議で、環境について話し合うために開催

された会議で、ウルグアイのムヒカ大統領のスピーチを意訳して、絵本にした

のです。


「世界で一番貧しい大統領」とは、普通、大統領、首相といえば豪勢な生活
をし

ていますが、ムヒカ大統領。給料のほとんどを、慈善のために寄附し、残った

金額は、ウルグアイの平均給与だそうです。「世界で一番貧しい大統領」です。


農場で奥さんと暮らし、友達から貰った1989年製のフォルクスワーゲン・ビート

ルを自分で運転し、仕事に行っているそうです。


会議の参加者、また、私たちにも耳の痛い話を、本音で言います。


「私たちが、グローバリゼーションをコントロールしていますか?

あるいはグローバリゼーションが、私たちをコントロールしているのではないで

しょうか?・・・・・・・

このような残酷な競争で成り立つ消費社会で、『みんなの世界を良くしていこう』

というような、共存共栄な議論はできるのでしょうか?

どこまでが仲間で、どこまでがライバルなのですか?」


「私たちは、発展するために生まれてきているわけではありません。

幸せになるために、この地球にやってきたのです。」


最後の方に、

「社会が発展することが、幸福を阻害するものでものであってはいけないので

す。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはならないのです。人生は短い

し、すぐ目の前をすぎてしまいます」と言っています。もちろん、政治の責任、役

割にも言及しています。


どこかの国の首相、がなりたてるのが得意な某市長も、これくらいのスピーチが

できれば、心づよいのですがネ。


さて、

「エピクロス、セネカやアイマラ民族は、こんな事を言っています。『貧乏な人と

は、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足

しない人のことだ』」。これは、耳が痛いですね。


なお、実際のスピーチはYouTubeで「ホセ・ムヒカ」で検索すると、見られます。

こちらをクリック 


皆さんにも、是非、聴いていただきたいスピーチです。


理想的すぎる、と言う意見もあるかと思いますが、昔の船乗りと一緒で、北極星

がなければ航海はできません。いまはGPSがありますが、人類のGPSはありま

せん。自分達で理想を見つけ、決めるものです。


残念ながら、ホセ・ムヒカ大統領、今年の3月に大統領を辞められたみたいで

す。


(訳は、YouTubeから引用しました。)



 

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