音楽

2024年10月 1日 (火)

日本音楽の面白さ

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先日から、篠笛と秋祭りで笛を吹くことを書いていましたが、本番まで一月弱。一週間に2.3回練習をしており、子どもたちが叩く太鼓の後を笛を吹いています。曲は2曲ほどで短いのですが、歳のせいか記憶力が弱くなり、途中間違えます。

さて、篠笛を初めて1年ほどになりました。少し落ち着いたら詳しく書こうとは思うのですが、「日本音楽」はなかなかに面白いところがあります。


高校の頃から、クラリネット、フルート、サクソフォーン、トロンボーン、ウクレレ、ギター(は挫折)等々触ってきましたが、下の本を読むにつけ、日本人でありながら、いかに日本の音楽を知らないかを痛感しました。


さて、今読んでいるところでこんなことが書いてありました。名古屋で「笛の会」が開催され、篠笛の福原百之助師による長唄の笛のプログラムの時、出演者が唄の女性2名、三味線が2名、5名の出演の時、リハーサルがなかったそうです。一人の演奏ならいざ知らず、5名の演奏なら当然リハーサルがあるはずなのですが・・・


「長唄のリハーサルをすると、相手の唄や三味線の演奏が事前に分ってしまい、面白くない演奏になってしまう」という事だそうです。カラヤンだろうが、小澤征爾さんだろうが、少人数の演奏であろうがリハーサルは必ず行なうのですが、これって、あり、という感じでした。


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2024年7月14日 (日)

デビュー決定!!

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この歳になってデビューをする事になりました。

以前にも紹介したように、篠笛を初めて約一年。今年の祭りが私の住む地区が当番。で、せっかくだから、笛吹かせてよ!と役員さんに言っていたところ、昨日、2本の笛を持ってこられました。ということで、私の笛吹きとしてのデビューが決まりました。


一番上は私が所有している笛。篠笛を吹いてる方ならご存じの立平管。六笨調子。注文から到着まで約4ヶ月。


下が、役員さんが持ってこられた2本。上の方は「古典調」。祭りなどで使われる、各地方でも音律が違う笛です。ドレミファソラシドが西洋音楽のそれとは違っています。皆さん聞くと変だと思われるかもしれませんが、これはこれで正当な音です。


現在の日本人は、生まれたときから西洋音楽で育ってきたので、元来の日本の音律は変に聞こえるのです。金子みすゞさんが「みんなちがって、みんないい」と言っていますが、そのとおりだと思います。

さて、今夜、笛吹きさんと、太鼓叩きさんが集まって初めての打ち合わせになります。私が使っている笛とは指使いなども多少違いがありますが、なんとか吹けるとは思います。10月の下旬が祭りなので、その折りは私の凜々しい姿でもアップします。


2021年2月 4日 (木)

「フォーチュンクッキー」って?

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「フォーチュンクッキー」は知っていましたが、「フォーチュンクッキー」は知りませんでした。

知っていたのは、47だったか48だったかの歌の「フォーチュンクッキー」。知らなかったのは「フォーチュンクッキー」がどのようなものか、でした。歌を知っていたのは、運動会、お遊戯会で盛んに歌って踊っていたからです。


某日、駄菓子屋さんで上のようなお菓子を見つけました。「おみくじせんべい」ですね。久しぶりのご対面で、買って帰り若い子に(^o^)にあげたら、皆さん「あ~!フォーチュンクッキーだ!」と歓声を上げたので、何だろう?と思って、その場は誤魔化し、家で調べると「おみくじの入ったお菓子」の事でした。

誕生は日本らしく・・・詳しくは→こちらをクリック


ところで、YouTubeでAKB48を見ると皆さん可愛いデスね、おじちゃんファンになっちゃいました。


調べてみると、中島みゆきさんにも「フォーチュン・クッキー」っていう歌があるんですね。中島みゆきさんは2005年作。「好きな未来を あなたの手で選び出し あなたの未来をあなたの手の中に ほら・・・・」という歌。中島みゆきさんの最近出た「ここにいるよ」には入っていませんでした。ファンだからCD買いましたが。AKBさんは2013年リリーズ。


なお、調べると、フォーチュンクッキーには意味深長な隠語がありました・・・各自、調べてください。


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アメリカではどんなんかな?と思っていたら「フォーチューンクッキー」という映画がありました。ディズニーの映画で、日本語題が「フォーチューンクッキー」。原題が「FREAKY FRIDAY」。2003年製作ですが、1976年作の「FREAKY FRIDAY」という名の映画のリメイクでしたが、ディズニーらしく、面白くも心温まる映画でした。

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映画に出てくる、「フォーチューンクッキー」。「おみくじせんべい」と同じ形。中には、人生訓らしき紙。

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さて、私のおみくじは「末吉・絶望的な状態から立ち直る・希望をもって頑張るのみ」でした。ここ数年、良いこともなく、今年は良さそうですが、”頑張るのみ”と書いてあっても、この年じゃ頑張れません。


2020年12月15日 (火)

「中華管球式アンプ」がやって来た!

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先日「中華アンプ」の事を書いたばかりですが・・・

音楽を聴き始めたのが中学校の三年生の2学期。高校では授業をさぼって、思案橋付近の某喫茶店に出入りしていました。見かけは普通の喫茶店ながら、中にもう一つ扉があって、その中がjazz喫茶。曖昧な記憶ですが、JBLのデッカいスピーカーが置いてあって、多分「SUNSUI」の管球式のパワーアンプアンプだった記憶がありますが、真空管の灯がなんともいえず、音楽も管球式らしい暖かい音で憧れました。


家にはソノシートをかける、安っぽいプラステックのプレーヤーしかなく、いつかはビッグになって良いオーディオを手に入れるぞ、とは思いましたが、ビッグにはなれませんでした。


ということで、管球式のアンプには憧れを持っていたのですが、なにせお値段がということがあり、長い年月が経ったのですが、先日「中華アンプ」について紹介をしましたが、中華アンプにも「管球式」のものが有るということで、YouTubeで音などを確認して、「AIYIMA T2 PRO」を購入。費用の方は、先日CDを売って17,000円ほどになったので、それで購いました。


おもては、パワースイッチ、BT/AUXの切り替えスイッチ、高音、低音、音量のコントロール。裏面はRCA、スピーカー、Bluetoothのアンテナ、電源の端子といういたって簡素なもの。


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初めての真空管。小さいので管の足も細く、おっかなびっくりで差し入れましたが「もっと奥までよ~」という声が聞こえたので、思い切ってズブリと差し込みました・・・マウス比べると大きさが分かると思います。

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少し前に買った「中華アンプ」と比べると、さすが少し大きいことが分かります。下にあるのが今まで使っていたアンプとCDプレーヤー。

真空管ですから、ほんのりと灯りが光ります。下の青いのは飾りで、本体から青い光が出るようになっていました。なお、真空管は「北京6J1」です。


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さて、管球式のアンプは管球を替えると音が変わるとかで、評判の良い真空管を買ってみました。真空管なのにこんな薄っぺらな包装で良いのかよ、というような感じで送ってきました。「新品」の文字。ですが・・・

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裏ですね。「1980年12月製造」です。使っていないので「新品」です。なお、「軍用規格品高精度選別管」ですが、足が見事にひん曲がっていました。中国の「軍用」品ってこんなもんですかね?もちろん返品しました。お値段が2本で1,400円で、計算すると(までもなく)一本700円です。

なお、ロシアとアメリカの軍用品に良いのがあるそうなので注文中です。どちらもお安い値段です。片方にアメリカ軍用製、もう片方にロシア軍用製を付けるとどうなるか、楽しみですね。戦争になるかな?


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アンプの音ですが、大体のところで満足をしています。低音が意外と伸び、と言ってもドンシャリの音では無く、jazzとシャンソンの女性ボーカルの声は艶っぽく聞こえます。楽器の分離もハッキリしています。ただ、クラシックのオーケストラの音はチトきつい。広がりが不足の感は否めません。あと、もう少し大きな音が出ないかという事もあります。なお、音の方はiPhone12miniとソニーのWalkmanにてBluetoothで接続をしました。

ただ、アンプのお値段が7,540円と言うことを考えれば不満は言えません。アパート住まい、ご近所の関係で大きな音が出せない方にはピッタリだと思います。


購入の際にはYouTubeでかなり取り上げて説明をしているので、そちらを参考に。自己責任でご購入を。




2020年12月 5日 (土)

「またまた・マザー・グース」~和田誠・訳詞/櫻井順・作曲

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若いときからレーコード、CDを買い漁って、数えると2000枚弱。

沢山持っているからといって、偉いわけでも無く。考えると、よく聞く音楽は大体決まっていて、そろそろ終活も考える時期で、レコードは除け、CDを2/3ほど買い取り業者に出しました。


そのおり、あれ、これ買ったっけ、というのがあり、上のCD。この前に「オフ・オフ・マザーグース」が出ていて、多分、買った覚えがあるのですが、見当たりません。


和田誠さんは皆さんご存じの通り、本職イラストレータでありながら、映画などの本も出しており、監督までつとめています。で、”マザーグース”も好きなのか、谷川俊太郎さんと組んで本を出しています。


ということもあり「オフ・オフ・マザーグース」を櫻井順さんと組んで、ほんの冗談でレコーディングをしたそうです。これが二作目になります。


詞は「訳詞」と書いてありますが、曲は「作曲」ですから、原曲とは違うということです。


話が、それますが「桜井」(”桜井”と書いてあったり”櫻井”と書いてあったりです)さん、調べたら、前に紹介した”"グラシェラ・スサーナ”の「古い友達」を作詞、作曲した(多分)人らしいのです。

「古い友達」は作詞”水木ひろし”作詞、”桜井順”作曲となっていますが、桜井順さんを調べてみると、作詞をするときのペンネームが「水木ひろし」。話が又それますが、この「古い友達」、がスサーナさんのCDを探しても入ってないんです。なんでもありのYouTubeを調べても出ていませんでした。あんなに良い曲なのに何故なんでしょう。

昔、CMソング関係を調べていたので、たまたま下のCDを持っていました。桜井順さん、「フジカラー・お正月を写そう」、資生堂、サントリー、カゴメ、カルピス、国鉄「ディカバー・ジャパン」、野坂昭如さんの「ソ・ソ・ソクラテス」「ダニ・アース」と、まあ、すごい数のCMソングを作っています。

話しを元に戻して、この「マザー・グース」のすごいところは、歌っている人の人数が多いこと。「オフ・オフ」で60名、「またまた」でも60名。メンバーのダブりはありません。


このメンバーを見ると、演歌、民謡、クラシック、ロックの歌手さん、作家、役者までの多方面の人です。一応、下に歌った方の名前を書いておきますが、これだけのメンバーを集めるとは・・・見知らぬ方もいるとは思いますが、ライナーノーツに紹介がしてありますので、興味のある方はお求めを。


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イベット・ジロー/西田ひかる/植木等/ROLLY/西田敏行/宇崎竜童/橋爪功/中村美律子/山本謙司/柴田智子/サンディー/尾藤イサオ/夏木マリ/上条恒彦/深津絵里/石丸幹二/堺正章/森公子/加藤登紀子/新小岩合唱団/桃井かおり/米良美一/松崎しげる/涼風真世/小堺一機/あがた森魚/イルカ/薬師丸ひろ子/尾崎亜美/東京Qチャンネル/八神純子/バースディスーツ/鹿賀丈史/EPO/坂上二郎/小林亜星/早見優/山本リンダ/団しん也/小林薫/ブラインド・レモン・ブラザーズ/川中美幸/山下久美子/木の実ナナ/サーカス/KAZMI/永六輔/渡辺えり子/林望/中尾ミエ/香田晋/松井常松/ソロンゴ/小沢昭一/今陽子(ピンキー)とキラーズ/川平慈英/サーカス/宮地オサム/東星児童合唱団/グラシエラ・スサーナ/コシハルミ&高野寛

和田誠さんの奥様は”平野レミ”さんで、最近は料理家として、NHKなどに出演してガンバっていますが、元来はシャンソン歌手で、若い頃ラジオのレギュラー出演もしていて、よく聞いていました。第一集の「オフ・オフ・マザーグース」では歌っていました。もちろん。


ついでに、「マザーグーズ」の歌に関しては各種CDが出ていますが、下は、高石友也とナターシャセブンのLPレコード。私のお気に入りですが、これ、CDが出ていません。陽気で面白い曲集なのですが、レコードプレーヤーもぶっ壊れたので、いずれ、パソコンにでも落とし込む予定ではあります。


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2020年11月17日 (火)

「中華アンプ」恐るべし

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しばらく使ってなかった、オーディオに電源をいれたら、CDプレーヤーが壊れていました。

以前、買っていたオーディオについては→こちらをクリック。まだ、お歳では無いのですが、ものには個体差で寿命があるようで、また、買った所が大阪の家電屋さんなので、修理にだすのも面倒臭く、新しいものでもと思いネットをしらべていたら・・・「中華アンプ」なるものがあるんですね。「中華鍋」ではありません、「中華アンプ」です。


YouTubeをみると意外に多くアップされ、音質も良さそうでした。これ、アンプですがiPhoneにBluetoothに繋いで音出しもできるとか、これなら、いちいちCDプレーヤーの所にいってCDを入れて音量の調整もしないですむなと。とにかく歳とると立ち上がるのもおっくうです。しかも、お値段「3,777円」。嘘かと思って何回もみましたが「3,777円」。とにかく、騙された気分でお取り寄せしました。


着いたことは着いたのですが、箱にはメーカー名も何もなし。


一応広げたら、本体、スピーカーコード、電源などもちゃんと入っておりました。同時に、今、だれで使っているらしく「バナナプラグ」8個で760円也を購入。


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メーカー名は本体の上には無し。裏側に、ハイファイアンプとかミニダンプとか書いてありました。会社の名前は分かりません。あとで探すと、これとまったく同じものがありましたが、横流しかな?

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小さいとは聞いていたのですが、ほんとうに小さい。CDの上に載せても、それよりも小さく、以前のアンプの上に置いても「お前大丈夫かい」という感じ。思わず「存在の耐えられない軽さ」という映画の題名を思い出しました。

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後ろ側ですが、いたってシンプルでスピーカー端子、ライン端子、電源端子。バナナプラブを使ってスピーカーに繋ぎましたが、これ便利ですね。

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で、iPhoneからBluetoothで音を飛ばしてみると、鳴ることは鳴るが何か変。雑音が入っていて、買うのを失敗したか!とは思ったのですが、左スピーカーはちゃんと音がでて、右のスピーカーから雑音が出ていたので、配線の接触不良か、虫でも入ったかと思って分解したら、ツイッターが箱と接触する部分の緩衝材らしき所、ここが少し浮いていて、接着剤を探したら無かったので米粒で貼り直したら、これが大正解。おまけに米粒で貼ったので和風の音に変化。

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AUX端子が付いていたので、DVD・CDプレイヤーのイヤホーン端子に繋いでみたら、これが又いい音。あと、USB端子とTFカード端子も付いているので、いずれ試してみます。

さて、iPhoneに音楽をいれるのにiTunesを使いますが、これが面倒なので、IーO DATAから出ている「CDレコ5」なるものを買ってみました。iPhoneとCDレコ5をWi-Fiで繋ぎCDを入れるとiPhoneに音楽が取り込まれます(設定はいります)。Wi-Fi繋ぎだから線は不要で使いやすい。


ただ、APPが必要ですが、これはApple Appで入手できます。ロハです。ただ、このAPPの「評価とレビュー」を読むと評判の悪いこと。ですが、使って二日目、そんなに不都合は無くという状況です。先は分かりませんが。


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YouTubeでこのアンプのテストをしていますが、皆さん、〇百万のスピーカーとかアンプを使ってますが、アホですね、軽自動車に4トントラックの荷物を載せてどうするんですか。大体皆さんの中で何百万のスピーカーを持っていますか?

このアンプは、ごく家庭用のつつましやかなスピーカーが似合っていると思います。とはいっても、昨日から、耳になじんでいる曲を聞き続けています。歌謡曲、Jポップ、クラッシック、jazz、シャンソン、ハワイアン、ギター曲、唱名、ご詠歌。若干の不満はありますが、結構いい音で鳴ります。いま、バッハのカンタータ-を聞いていますが、お~!お前がんばっているな、という感じです。

「中華アンプ」については各種評価がありますが、3,777円でこの音が聞けるとは、「中華アンプ」恐るべし、です。


なお、この「中華アンプ」には管球式のものもあり、管球式は憧れも
あり、お値段も安いので、いつか替えてみようと思っています。購入を考えておられる方は、YouTubeで沢山の映像が流れているので参考にしてみて下さい。購入は自己責任で・・・


2020年10月29日 (木)

「エール・第20週『栄光は君に輝く』第96回」~”東京ブギブギ”と”尋ね人の時間”

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ここの場面ですね。歌が流れているんですよ。何だろうと思ったら「東京ブギブギ」でした。多分この声「笠置シズ子」さんだと思います。

懐かしかったですね。何年ぶりかな?小さいときラジオで聞いた記憶があります・・・

この曲についてはYouTubeで笠置シズ子さんはもちろん、美空ひばりさんの小さいときの画像もありますが、はやり、ひばりさんは天才ですね。

ついでに見ていたら、トニー谷さんの「さいざんすマンボ」もありました。赤塚不二夫さんのイヤミのモデルらしいですが。左卜全さんの「老人と子供のポルカ」もありました。「ズビスバー、パパパヤ、やめてケレ、やめてケレ・・・」とまあ、書けばキリがないので止めますが、皆さんも昔の歌手の歌、芸人さんの芸も聞いたり見たりしてください。意外と新鮮で面白いですよ。


下は、浮浪児を病院に連れて行った場面ですが、バックに小さなラジオの声で「・・・もと樺太・・・池田学さんは現在北海道の・・」と聞こえ、これ、NHKの「尋ね人の時間」ですね。戦後、引揚者の方、兵隊で復員された方、戦火で行方不明の方のために、NHKへ送られてきた手紙の内容を放送していました。


小さいときでよく分からなかったのですが調べてみると、昭和21年~昭和22年が「復員だより」。昭和21年~昭和37年が「尋ね人」。昭和22年~昭和32年が「引揚者の時間」と3番組があったそうです。ですから、「尋ね人」「引揚者の時間」は私が小学校の時にもあっていたので、実際に聞いていて、かすかな記憶があったわけです。でも、あの淡々とした読み方、懐かしかったな。


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と、まあ小さな事ばかり気づいているので、出世できなかった私でありました。

でも、NHKさんって、イロイロ隠し味を使ってますね。




2020年10月23日 (金)

歌ってよ!Siri!!~高音厨音域テスト

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昨日は雨のため一日家におりました。YouTubeを見ていると初音ミクの「高音厨音域テスト」というのがありました。

この歌、段々音域が上がってきて、最後は無茶苦茶高い音で、最後の「終わりだよ/いや嘘だよ/hihihiA hihihiB hihihiC D A/ ここまで出たなら合格」と言うところは、絶望的です。


とは言っても、プロの方、バンドの方、素人の方イロイロと挑戦しています。男性もいますね。この方、すごい高い声が出ていました。


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そのうち「高音厨のSiriならば」、ということで、「Siri」さんに歌わせている方がいて・・・

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私も挑戦をしたのですが・・・2日間に渡って何回も挑戦して、スクショしたので時間が順番になっていませんが、まったくダメでした、真ん中の「ららららららら」は、ただ話しただけで歌ってはいません。

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左の「さくらさくら/野山も里も・・・」は読んだだけで、歌ではありません。
で、いろいろ試してみると「”Apple Music”では・・・」と出ましたが、私のiPhoneに入ってないので、ひょっとしたら”Apple Music”にないのかも分からないので、私のiPhoneに入っている「麦の唄」をリクエストしたら・・・

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結局はダメでした。また、挑戦してみるつもりですが・・・じぇったいに、歌わせるぞ!!!

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なお、この歌良い歌なので、私も一緒に歌ったら喉を痛めました。良い子も、悪い子も、この歌、歌うときは要注意です。



2018年7月29日 (日)

「六段・八橋検校作曲」~諌早に修行に来たのか?キリスト教音楽の影響は?

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諌早の本明川沿い、眼鏡橋の反対にある慶巌寺です。大きな石碑には「八橋検校 六段発祥地」と書いてあります。

諌早のホームページに「六段まつり」として、次のように書いてあります。

箏曲「六段の調」を作曲した現代箏曲の開祖・八橋検校(やつはしけんぎょう)と、その恩師である慶巌寺第四代住職・玄恕上人(げんにょしょうにん)の遺徳を偲び、三曲愛好者の芸術発展を願って開催されています。」

なお、「諌早史談~田中為市著」「諌早を歩く~山口八郎著」にも大体同じようなことが書いてあり、八橋検校については、私も昔からその様に信じていたのですが・・・

「六段」について、ご存じない方は、お正月のTVなどを見ていれば必ず流れている曲で、聴けば、ああ、この曲かと分かります。

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某日、上の本を見つけたので読んでみました。十三の謎は多いので二つばかり。

検校とは、釣谷氏によれば、「ここで、本書の主役八橋検校の『検校』という言葉の意味について少し詳しくお話したい。
近世まで存在した男性盲人のための保護・総括組織のことを『当道』という。本来は文字どうり『自分たちの芸能』をいう意味で学芸、芸妓の専門家の組織であった。(中略)その職名は下から座頭(ざとう)・勾当(こうとう)・別当(べっとう)・検校(四官・しかん)といい、そのなかがさらに十六階七十三刻みに分かられていた(後略)」ということで、大変な組織で、一番上の検校になるまでには、才能のみならず、お金もかかったようで、この本に詳しく書いてあるので読んで下さい。

なお、八橋検校は三味線の名手として有名だったそうですが、江戸に下向して、筑紫善導寺の法水に筑紫箏を学んだ後、筑紫箏の名手として有名だった、諌早慶巌寺・
玄恕上人に学びにいったことになっており、根拠として「琴曲抄」があるそうですが・・・

「ここで重要なのは、筑紫琵琶は女性や盲人に教えることを禁じたため、わずかに文人の間で細々とおこなわれてきたということである。
いくら遠く目の届かない江戸においてとはいえ、法水が盲人である八橋に教えたのは異例といえる。(中略)現に、のちに有名になる八橋が筑紫箏を学んだということから、八橋が諌早まで出向いて玄恕に教えを乞うたという記事(「琴曲抄」)がある。その文章をもとに、慶巌寺の山門前には諌早三曲会により昭和29年に立派な『六段発祥の地』の碑が建てられている。(中略)しかし、移動が不便な当時に盲人がはるか諌早まで出向いたということは事実とは考えにくいと、ある研究者は述べており筑紫箏側でも否定している。八橋が、師(注;三味線)のもとを離れ法水から学んだとなれば、筑紫箏にとっては正当とはみなされない。そうししたことから作られた記録ではないかと想像される。」

ということですが、「事実はわからないが、こうして各地で八橋を顕彰する気持ちが示されるのはうれしく、大歓迎である。」とまとめています。

さて、八橋検校は諌早へ来たのか、来なかったのか、どちらでしょう?


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ここに一枚のCDがあります。「箏曲『六段』とグレゴリア聖歌『クレド』」。

「グレゴリア聖歌『クレド』」が数曲歌われ、その後、「六段」との合奏がありますが、これが不思議に合うのですが、詳しくは釣谷氏の本とCDについているライナーノーツを読んで下さい。

西欧音楽が日本音楽に影響を与えたということで、信じられないかもしれませんが、禁教前は西欧人も意外とフランクに出歩いてみたいで、洛中洛外図屏風(舟木本・国宝)などを見ていると、外人さんが、ウロついているのが見られます。

なお、お国歌舞伎についても、キリスト教イエズス会で行っていた、イエズス会劇の影響があるとの研究があり、歌舞伎の権威の河竹登志夫氏等が指摘をし、丸谷才一氏が「男もの女もの」の中の「出雲のお国」に分かりやすく書いてあります。

ですから、西欧音楽が日本音楽に影響を与えたということは、可能性がない、とは一概にいえないと思います。


なお、釣谷氏もこのCDを聞いたものか、「私も《六段の調》とクレドの比較演奏を聴いたことがある。しかし、一度聴いただけでは、かんたんにこの説を肯定も否定もできない。」と書いていますが、私は、あ~これも有りだなとは思いました。



 

2016年11月29日 (火)

「家具の音楽」★エリック・サティ作曲~え!音楽会で喋っていいの?

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サティと言えば「ジュ・トゥ・ブ~あなたが欲しい~」が好きで、実を言えば、某エ〇映画の主題歌で、実にいい音楽で、その後、何枚かのCDを買いました。

さて、サティの音楽には変わった音楽も多く、「ヴェクサシオン」。レコードの解説の横堀朱美氏によると、「主題と2つの変奏からなる短いモチーフを『連続して、ゆっくり840回反復する事』と指示しています。この”ヴェクサシオン”とは、いらだち、自尊心を傷つけるもの、を意味します。このサティの指示を忠実に実行した『ヴェクサシオン』の世界初演は、1963年9月9日にニューヨークの前衛音楽祭で、ジョン・ケージら10人のピアニストによっておこなわれました。演奏時間は18時間40分に及びました。」という大変な曲で、このレコードにも収められていますが、こちらは、9分45秒で終わっています。

なお、文中”ジョン・ケージ”の名前が見えますが、彼の作品には、「4分33秒」という曲があります。よく、ピアノで演奏されますが、トロンボーン、バイオリンなど各種の楽器とオーケストラの協演もあります。

この曲、三楽章から成り立ち、楽譜には、「第一楽章~休み」、「第二楽章~休み」、「第三楽章~休み」と書いてあるそうで、要するに、4分33秒、全部お休みになるわけですが、この演奏の様子はYouTubeでも見られます。オーケストラなど、最初の楽章の出だしだけ指揮者がタクトを振りますが、あとは無音の世界です。で、終わると、お客さんの盛大な拍手。面白いですよ。ところで、この曲をレコーディングするときどうするんでしょう。4分33秒、まったくの無音で、スピーカーからは何も流れてきませんが。

さて、この「家具の音楽」は「エリック・サティ覚書」(秋山邦晴著)によると、「・・・リビングルームの壁紙や家具のように、自己を主張しない音楽。必需品であり、有用なものでありながら、決して出しゃばらずに、静かに暖かい家具のような音楽。サティはコンサートの会場のための音楽とはまったく違ったそういった日常生活の空間の必需品としての音楽を作曲することをこころ見たのである。」、要するに、今の環境音楽、BGM音楽の先駆者ともいえます。

なお、初演の時、作曲家ダリウス・ミヨーが書いたものによると、休息中、演奏されるものには一切気にとめないようにプログラム・ノートには書いてあったものの、「私たちの思わくとは反対に、音楽がはじまるとすぐ聴衆は自分の席へ戻ろうとする動きをはじめた。サティが『おしゃべりをつづけるんだ!歩き廻って!音楽を聴くんじゃない!』と大声でわめき散らしても、しょせん無駄だった。聴衆はおしゃべりをやめて傾聴した。ねらった効果はまったくだめになった・・・。サティは自分の曲が聴衆から愛されようとは思ってもみなかったのだ。」(同書)という事で、もし、皆さんが演奏会で、この曲を聞く事があったら、隣の人とおしゃべりしをして、演奏のことはシカトしてください。

サティは「家具の音楽」について次のように書いています。

家具の音楽は 基本的には工業的(インダストリアル)なものです。
家具の音楽は マーチやポルカ、あるいはタンゴやガボットなどの代わりとして、
          よりすぐれた役割をします。
家具の音楽   をどうぞ!
家具の音楽   なしには会合やパーティーは開けません
    法律事務所、銀行、その他のために
家具の音楽   にはキリスト教洗礼名などはありません
家具の音楽   なしの結婚式は完全とはいえないのです
家具の音楽   のない家庭には、足を踏み入れないでください 
家具の音楽   を聴いていらっしゃらない方は幸福とは何かを知らずにいるので
           す
家具の音楽   を聴かないで快い眠りはおとずれません。お寝み前に《家具の
          音楽》の一節をどうぞ・・・・・・安眠保証

という事で、ジョークも入っているでしょうが、えてして、音楽の演奏会といえば、お堅く、咳ひとつできませんが、演奏を気にせず、おしゃべりができる演奏会。どんなものか、是非、一度は経験したいのですが・・・



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