十年以上前だったか、学校の入学式の時期についての論議がありました。東京の委員さんは、やはり桜の咲く頃が良いのではと言ったところ、沖縄の委員さんは、うち、とっくに散ってますとの発言、うち、まだ桜の蕾もありませんとの北海道の委員さんの発言。さて、こちらは、とっくに桜は散ってしまっていますが、先日のTVで網走の桜が5月8日に『開花』したとの報道がありました。『満開』ではありません。狭いようで広い日本。
古人曰く
花待つは楽し
花咲くは嬉し
花散るは狂おしく
若葉清々しく
枯れ木我が姿かな
ということで、桜(木)はいつ見てもよろしく、遅れながらも今年の桜巡りの報告。場所は千々石町橘公園、森山町唐比の桜のくぐり抜け、人があまり来ない二反田川河川公園。昨年と違ったのは仁反田川河川公園で桜に囲まれながら篠笛を吹いたこと。人がこないので思いっきり吹けました。自然の中で笛を吹くのは良い気持ちです。ブログには音声、動画が挿入できないので残念ですが・・・
桜は昼より夜の方が心引かれるものがあります。
夜桜や五十半ばの片想い
今月の19日~20日の祭り本番を控え、13日に人数揃いが行なわれました。奉納踊りが、笛・太鼓、棒踊り、「千々石清左衛門賛歌」踊りが当日の衣装を身に付け披露されました。
さて「人揃い」はこちら地方では「にいぞろい」と読みます。人が揃ったことを「ひとぞろい」と読むこともあるようですが、ググってみたら長崎独特の言い方みたいで、とくに「長崎くんち」の時に使われ、くんちの演し物の稽古が仕上がり整ったことを知らせるために、踊り町が地域の人に当日の衣装などを付け披露する事をいいます。
ということで、千々石の秋祭りでも一週間前に「人揃い」をしました。私も笛を吹いて境内を一周しましたが、三カ所ばかり間違いました(^_^;が笛吹さんは六人ばかりいるので誰が間違ったかは分りません。
以前は笛吹きは袴羽織を着ていたそうです。時代が変わったので、袴羽織は着ませんが下の写真は当日の衣装です。神社から御旅所まで2~3キロあるので、歩けるかな?心配です。

先日から、篠笛と秋祭りで笛を吹くことを書いていましたが、本番まで一月弱。一週間に2.3回練習をしており、子どもたちが叩く太鼓の後を笛を吹いています。曲は2曲ほどで短いのですが、歳のせいか記憶力が弱くなり、途中間違えます。
さて、篠笛を初めて1年ほどになりました。少し落ち着いたら詳しく書こうとは思うのですが、「日本音楽」はなかなかに面白いところがあります。
高校の頃から、クラリネット、フルート、サクソフォーン、トロンボーン、ウクレレ、ギター(は挫折)等々触ってきましたが、下の本を読むにつけ、日本人でありながら、いかに日本の音楽を知らないかを痛感しました。
さて、今読んでいるところでこんなことが書いてありました。名古屋で「笛の会」が開催され、篠笛の福原百之助師による長唄の笛のプログラムの時、出演者が唄の女性2名、三味線が2名、5名の出演の時、リハーサルがなかったそうです。一人の演奏ならいざ知らず、5名の演奏なら当然リハーサルがあるはずなのですが・・・
「長唄のリハーサルをすると、相手の唄や三味線の演奏が事前に分ってしまい、面白くない演奏になってしまう」という事だそうです。カラヤンだろうが、小澤征爾さんだろうが、少人数の演奏であろうがリハーサルは必ず行なうのですが、これって、あり、という感じでした。

台風10号が千々石直撃とかで、準備万端整えましたが雨風が多少強くなったものの、TVなどで言っているような感じではなく、進路もなんとなく不明だったので、風の流れをチェックしてみたら上の如き図で、確かに風の渦の中心は千々石でありました。台風の目に入ると無風状態になるので、通り過ぎたときの吹き返しが来るかと思ったら、まったくそれもなく・・・・
台風はこの後愛野町を通り有明海に抜けましたが、愛野町の方に聞いても何事もなく、ということでした。確か昨年も「経験が無いような台風が・・・」とTVで放送をされましたが、これも「な~んだ、これ」ということで終わりました。もっとも、離れたところでは大きな被害が出たようですが。
キチンとした情報が伝わらないと、段々、油断がでてきて、本当に大きな台風が来たら、甚大な被害になるかと思います。TVも含めて正確な予報、情報が欲しいものです。

昨日、久しぶりに本屋さんに寄ったら島原半島関係の本が三冊ばかり並んでいたので、買ってきてみました。
一番のお勧めは「島原城まるわかりブック」。今年が島原城築城400年になり、その記念事業の一環になります。お城のみならず、城を巡る歴史、島原藩の歴史がが分りやすく、深堀している本です。
「四面宮」は四面宮のみならず、島原半島、諫早の神社が紹介してあるので、神社好きな方のガイドブックとして便利です。もっとも、突っ込みたいところがあるのですが・・・(^_^)
「UNZEN CITY GUIDE BOOK(雲仙ガイドブック)」。後書きに書いてあるように「一般的な観光ガイドブックとはやや異なる。しかし雲仙市の素の魅力が詰まった一冊に仕上がっていると自負しています。そういう意味で、地元の皆さんにこそ、日常の幸せを再確認するきっかけとしてこの本を利用していただきたいのです。」という性格の本です。興味のある方はお買い求めを。
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