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2023年8月10日 (木)

NHK朝ドラ「らんまん」を見ながら・・・

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左の写真、万太郎の妻寿恵子さんが妊娠中食欲が無く、友達の藤丸次郎が芋を油で揚げ塩を振っている場面。

この、塩の振り方、SNSに現れる右の人物の真似ですね。どこかのレストランのオーナーシェフみたいですが、肉に塩を振りかけるとき、必ずこのポーズです。

脚本にこのポーズの指示があったのかどうかは分りませんが、多分、藤丸次郎役の前原さんがアドリブで演じたと思うのですが・・・この場面の事をSNSあたりで誰かが出すだろうと思ったのですが、出ていないので紹介まで。

下の場面、万太郎と寿恵子さんの最初の子が亡くなり、寿恵子さんの食事も喉が通らないとき、同じ長屋に住む倉木隼人が卵を持ってくる場面。

今では「卵」はさして珍しいものではなく、養鶏場で大量に生産され安価で手に入りますが(物価高で値段が上がりましたが・・・)、昔は栄養があり高価なので、病気見舞いにもつかわれました。ワタシも、昭和三十年代だったか、幼稚園生の時病気にかかり、卵を病気見舞いにいただきました。

さて、江戸時代役人様が村々を巡回した折、手土産に「卵」を渡す事もあったようで、美濃国安八郡西条村の庄屋さんの日記(「庄屋日記にみる江戸時代の世相と暮らし」・成松佐恵子著 ミネルヴァ書房刊)に次のように書かれています。


文政七年宗門改の節、役人に対して「まず御肴料として金100疋が水引をかけて包まれたほか、籠に入れた玉子50個と煎茶一斤が贈られた。」・・・他村に廻って再度寄り出立の折「その際定例の玉子の土産物を下役に渡すのを失念したため、後に催促の書状が届くという一幕もあった。」


ということで、卵が昔はどんなに貴重なものであったかが分ると思います。古文書研究会に入って、庄屋さんの記録を勉強していますが、偉い方の文書(もんじょ)と違って、庶民に近い生活が記録してあって面白いですよ。


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コメント

台風一過?!
陣中お伺い申し上げます。
70日ぶり・・・
e-mailか電話しようと思った矢先の、久しぶりのブログ更新!
何はともあれ、ホッとしました。

むさしの想坊さん

ご心配かけます。

詳しくはブログに上げようかと思いますが、古文書研究会で庄屋さんの古文書を出版しようかということで、取りかかっているのですが、全部で500頁。春から、この校正で苦労しています。ほかにも、いらぬことに手を出しているので、ブログはなんとなく休眠状態です。なお、Facebookにボチボチと投稿はしています。実名で検索をすれば出てくると思います。
そういえば、ウッチャンから(U氏)から台風を心配してか、LINEが届いておりました。

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