気まぐれ資料館~次は「草双紙」の世界
「一畳の気まぐれ資料館」。春らしくと思い、ちょうど草双紙を何冊か持っていたので展示をすることにしました。
本の題は「御所櫻梅松録」。とうてい読めないので、調べましたが内容は詳細不明。2冊が1巻になっていて、それが何巻かになって一つの物語になっているみたいです。表紙が洒落ていて、表紙が2冊(上、下)1巻で一つの絵になり、多分、内容と関係があると思われます。
画像がぼけていますが、クリックするとハッキリと見えます。
絵もさりながら、文字のすごいこと。これ、木版、木に彫ってあるのもです。
いつも、こんなん、よう読めたな、と思うのですが・・・
木版を少し持っていたので刷ってみました。が、難しいですね。小学校の時、図工の時間に版画を作成しました。また、年賀状などにも使いましたが、本格的な版木は刷りにくい。
下は「せんき(疝気)の妙薬」。
こちらは「虫歯の膏薬」。膏薬で効くんですかね?人物の頬のあたり、痛んでいるところですね。
下は二人の人物ですが、座っている人物は髭を蓄え、眼鏡をかけていますがそこまでは刷ることができませんでした。多分、明治期の草双紙本の挿絵だとは思うのですが。
多分、渡し船ですね。
版画を刷るのは思ったよりも難しく、特に、絵が描いてあるのは彫りが浅く3日ばかりかかって4点刷りました。おかげで、日本文化の面白さを味わうことができました。
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