北大路魯山人の「納豆の茶漬け」
料理が好きなので、ネットでイロイロと調べていたら「納豆の茶漬け」というのを見ました。ゲテモノかと思っていたら「魯山人の」という文字があったので、それなら試してみようかと。
魯山人の書いたものに「納豆の茶漬け」というのをあるので、それを参考に試作してみました。以下は「納豆の茶漬け」より要点だけを書きました。
納豆の拵え方、ねり方ですが、最初は何も加えず二本の箸でよく混ぜる。納豆の糸が多くなり、かたくて練りにくくなる。糸を出せば出すほど美味しくなる。極力ねりかえす。
次に、醤油を数滴落としてまた練る。醤油は最初からは入れない。これを繰り返す。
糸の姿が無くなり、ドロドロになった納豆に辛子を入れて良く攪拌。好みによって薬味(ねぎのみじん切り)を少々混和。
なお、何回練るかが問題なのですが、魯山人は何も書いていません。一説によると424回というのがありますが、実験した方によると400回くらいということですが、おもちゃのメーカーでも納豆を攪拌する道具を売っていて、Amazonでも買えますがレビューを読んで見ると、あとの始末が大変だそうです。
後は茶碗に熱飯を少量盛った上へ、納豆の量は飯の四分の一程度。少な過ぎては味が悪く、多すぎては口の中でうるさいということだそうです。
なお、味が薄ければ醤油を加える。ということですが、最初から茶漬けにするなら、醤油を余計に混ぜておく。化学調味料は好ましくない。
丁度、静岡のお茶屋さんの娘さんから、いいお茶をもらっていたのですが、良いお茶過ぎて茶葉をケチりました。やはり、お茶の味を楽しむためには茶葉はケチらないように。
なお納豆の量は写真より多少多めが良いかと思います。味も納豆を混ぜるとき、多少濃いかなという方が良いかと思います。
「納豆の茶漬け」の詳しい作り方は、青空文庫、Kindleでロハで読む事ができますが、下の本にも載っています。食通を自慢するなら一読の書です。
さて、皆さんが作ってみて「マズイ」と思われたなら、作り方が間違っているのです。なにせ、あの魯山人がマズイ物を紹介するわけが無いからです。
« 雲仙の原生沼の名称について | トップページ | 昭和11年「名勝雲仙登山・案内解説」~雲仙小濱自動車株式會社発行① »
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 今日はうれしい炊飯日より(^o^)(2024.06.02)
- NHK朝ドラ「らんまん」を見ながら・・・(2023.08.10)
- 自家製「ところてん」。(2023.04.11)
- 「一汁一切でよいという提案」~土井善晴著(2022.07.19)
- 衝撃のチラシ!!(2022.07.02)
« 雲仙の原生沼の名称について | トップページ | 昭和11年「名勝雲仙登山・案内解説」~雲仙小濱自動車株式會社発行① »
コメント