鯛の「おかしら」付き

庄屋さんの書いたもので、お武家さんの書いたものとは違い読みにくい。というより、いまだに、ほとんど読めません。
読んでいると上のようなところがありました。最初の字は「尾」次の字は「頭」です。
漢字のクイズで「鯛のおかしら付きの『おかしら』はどう書きますか」というのがあります。「お(御)頭」「尾頭」とありますが、正解は「尾頭」。
広辞苑によれば
【尾頭付】尾も頭もついたままのさかな。神事・祝事になどに用いる。「鯛のー」
一応このことは知っていたのですが、実際にこうして書かれたものを読むと、なんとなくうれしくなり、こんなところにも古文書の面白さを感じます。

左が「尾頭付き」、右が「お頭付き」。尾が無いのでは絵になりませんね。
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