鯛の「おかしら」付き
庄屋さんの書いたもので、お武家さんの書いたものとは違い読みにくい。というより、いまだに、ほとんど読めません。
読んでいると上のようなところがありました。最初の字は「尾」次の字は「頭」です。
漢字のクイズで「鯛のおかしら付きの『おかしら』はどう書きますか」というのがあります。「お(御)頭」「尾頭」とありますが、正解は「尾頭」。
広辞苑によれば
【尾頭付】尾も頭もついたままのさかな。神事・祝事になどに用いる。「鯛のー」
一応このことは知っていたのですが、実際にこうして書かれたものを読むと、なんとなくうれしくなり、こんなところにも古文書の面白さを感じます。
左が「尾頭付き」、右が「お頭付き」。尾が無いのでは絵になりませんね。
« 例年の桜巡り | トップページ | ★五味康祐著「スポーツマン一刀斎」★「水木しげるの妖怪まちがいさがし」 »
「古文書」カテゴリの記事
- 雲仙「温泉神社二ノ鳥居」について②(2022.07.01)
- 鯛の「おかしら」付き(2022.03.31)
- 「日本八景」~なぜ阿蘇ではなかったのか?(2022.02.15)
- 「下戸」とはどんな人?~庄屋さんの古文書より★コロナワクチン第3回接種予約情報(2022.01.20)
- 「みを(miwo)」★”AIくずし字認識ソフト”を使ってみて(2021.12.01)
コメント