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2021年10月23日 (土)

「100万回死んだねこ★覚え違いタイトル集」~福井県立図書館

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この話はネットの間では話題になっていました。今回、一冊の本にまとまりました。

図書館で本を探してもらう場合、司書さんに尋ねると思いますが、その時キチンと本の題などが分かっているなら良いのですが、うろ覚えで間違った情報を伝えたとすると、司書さんも頭を絞るわけです。


上の本の題「100万回死んだねこ」。これ、間違いはすぐ分かりますネ、本を探しに来た方は「100万回死んだねこ」と思っているわけですが、本当は「100万回生きたねこ」。


例えば、うろ覚えで、「その辺の石」という本を探していると聞かれて、本当の本の題が何なのかを答えられる方、かなりの読書家で勘の良い方。正解は「路傍の石」。


福井県立図書館では「どんな相談があって、どう対応したか」を共有すべく、記録をつけているそうです。と言うことで「覚え違い」の本を厳選して紹介している本です。


どんな思い違いがあるかを少しばかり・・・


「おじおじのたんじょうび」→「ジオジオのたんじょうび」(岸田矜子作・中谷千代子絵)。「痔」→「痣」(井岡瞬著)。「大木を抱きしめて」→「敗北を抱きしめて」(ジョン・ダワー著)
。「トコトコ公太郞」→「とっとこハム太郞」(河合リツ子著)。「年だから解雇よ」→「トシ、1週間であなたの医療英語を100倍にしなさい。でなければ解雇よ」(田淵アントニオ著)。「だいぶつじろう」→「大佛次郎(おさらぎじろう)」。

こうしてみると、覚え間違いってイロイロとありますネ。あまり書くと皆さんが読むとき面白くないので、これで止めますが、以下の思い間違いの題、本当の本の題名はなんでしょう?


「国士舘殺人事件」。「これこれちこうよれ」。「ラムネかサイダーみたいな名前の新人作家/ミステリーで何かの賞を受賞した人」。「オニのいましめ」。「ひやけのひと」。「ストラディバリウスはこう言った」。「昔からあるハムスターみたいな本」。「海の男」。「独身男性が若い女性を妻にしようとして色々失敗した話」。


上の本の本当の題を知りたい方は、この本をお買い求め下さい。近年まれに見る面白い本です。一番最後の本は、私のことみたいですが(^_^;)。なお、取り上げられている本の簡潔な紹介もしてあるので、便利です。お値段1,200円ですが、私、三回楽しめました。


一番最後に「司書」のことについて書いてあります。いつもカウンターに座って本の貸し出しをしている人と思いがちですが、意外と沢山の仕事をこなしています。その中に、皆さんからの相談に答える「レファレンスサービス」がありますが、これについては、まだ充分に理解されていないみたいです。皆さんも、この本を読んで、司書さんに気軽に御相談をして下さい。後書きには、本の探し方が書いてあり、いろんな事を調べるときに参考になるかと思います。

余談ながら、「百万回生きたねこ」は私の記憶に残る本です。私とオクサマが婚約中、オクサマにこの本をプレゼントしました。が、ですね、よく理解されまいまま、この歳になりました。

忘れていました。私も司書の資格を持っています。もっとも、ペーパードライバーと一緒の感じですが。



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