千々石ミゲル墓所調査プロジェクト報告~2021.9.18
台風の影響で状況報告の日程変更があったみたいですが、遺骨の状況が判るのが16日になるという事で、この日、NCC文化放送のニュースで流れたそうです。なお「時間が経過すると上記のリンクから動画や記事が見られなく場合があります。」とあるので、放送をスクショしたが画面が上の写真です。12日の長崎新聞の写真よりハッキリしています。頭蓋骨もはっきりと判ります。
詳しくはNCCさんは→こちらをクリック
発掘プロジェクトは→こちらをクリック
なお、発掘プロジェクトのホームページでは第一次調査から今回の調査まで通しで見られ、特に前回の調査と比べれば面白いと思います。
今日、18日にも報告会がありましたが、これは多分お世話になった地元の方を主にした報告であったみたいです。
私が用事で行かれなかったので、知人から聞いた話を簡単に書いてみます。
ここには大きな墓碑が建っていましたが、土砂で流されたりしていたのが、今回の調査で最初の位置が判ったそうです。本来の位置は二つの墓の頭の所、真ん中あたりだそうです。お棺が埋められていたところは、適当では無く、計画的で最初から埋める場所を決めていたのではないかということで、その間、1メートルぐらいだそうです。この墓を作るには時間がかかるとのことです。
前回のお棺は長持ちを転用したものですが、今回は木棺だそうですがほとんど朽ちています。お棺の大きさは140✕40㎝。横を向き、膝を正座しているくらいまで曲げているとのことです。なお、前回は、ガラス玉などキリシタンの遺物を思わせる副葬品が出土しましたが、今回は何も出土しなかったとの事です。
なお、時間がかかるとは思いますが、詳しいことについては報告書が手に入るので、その折りにでも。
調査期間は10月8日までになっているので、お骨の下の方を多少発掘し、埋め戻しをするのかと思います。今回が最後の調査になり、今後は発掘調査はおこなわれません。
今後、遺骨の調査をし、諌早市に寄託するとのことです。「千々石ミゲル」だから、こちらに寄託して欲しいのですが、施設、人材とも不足ですね。
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