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2021年4月23日 (金)

「別所ダム・鴛鴦(おしどり)の池」について~雲仙市雲仙

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上はダムカードで、国交省と独立行政法人水資源機構で作成されているものらしく、ダムを訪問した方に配布しているそうです。大きさはクレジットカードの大きさ。長崎では各地の振興局で配布になっているみたいです→こちらをクリック。

各写真・図はクリックすると拡大します。

このダムカードは雲仙にある2020年4月の「別所ダム」の航空写真になります。ダム建設当時の知事が「鴛鴦(おしどり)の池」と名付けたので、昔から「池」と思っている方もいるようですが・・・赤丸の所にダムがあります。

雲仙は昔、修験道のメッカで中心が満妙寺。「行基」が温泉(うんぜん)山大乗院満妙寺を開山したと言われています。本寺が満妙寺になるので、別所は多少離れているので「別所」の地名になったのではないかと(多分)。


この地には700の僧坊があり、瀬戸石原に300の僧坊があったと言われています。なお、瀬戸石原は島原藩主松平氏が制札を立てていたので「札の原」とも呼ばれています。


「小浜史談」によれば、この「別所」は「4万坪の平地であって各所に水が湧き水田になっていた。」という所です。この平地の中に「加持川」が流れていました。「加持祈祷」の「加持」なので、僧坊があったとの話しに通じています。別所ダムはこの加持川をせき止め水を溜めたところです。


下の左の写真「別所ヨリ數ノ子山ヲ望ム」と書いてあるので、水につかる前の姿だと思われます。右は「札の原」。


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以前、この別所に「プール」があったことは紹介をしました→こちらをクリック

調べてみると他に「バンガロー」などもあったみたいで、下に旅館の案内図などを2つばかり載せました。


左の図、一番左の矢印が千々石へ通じる道。真ん中の矢印「プール」があり、緑の丸印、昔の「東洋館旅館」になります。

右の図、一番左の矢印と隣の矢印が「千々石」への道。上の矢印「プール」と「雲仙釣魚場」と書いてあります。赤の丸印「雲仙バンガロオ」です。下線の部分が「別所」と書いてあります。

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下が「雲仙バンガロオ」のパンフレット。

以前から、この別所を通っていた「加持川」の写真を探していたのですが、このパンフレットの緑の囲んだ部分、どう見ても「川」ですね。たぶんこれが「加持川」だと思われます。

右の下の写真、案内図には「雲仙釣魚場」となっていますが、案内には「鱒の釣堀(バンガロオ樹林地内)」となっていますが「鱒」なんかを養殖なんかしていたんでしょうか?川にいたとは考えられないのですが・・・


なお、「雲仙小濱自動車會社 直營」と書いてありますが、小浜町史談によると「大正元年小浜有志数名の共同で自動車屋が始まった。」とあり、翌年、本多親宗(小浜湯大夫)氏が社長となり株式會社に、昭和10年に「雲仙小濱自動車株式會社」に改名。ということで、このバンガローができたのは昭和10年以降になります。

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下は以前紹介した「古地図散歩」から。

一番上は現在の写真。真ん中は1961年~1969年の航空写真。一番下は上と真ん中の写真を重ねた写真。


赤い矢印が「雲仙浄化センター」。緑の矢印が千々石への道。


A

赤い矢印が「雲仙プール」。緑の矢印が「浄化センター」があるところ(この頃はまだありません)。茶色の矢印に道が見えます。多分、これが昔の道で、青印のところに直線の道が見えますが、多分、バンガローが出来たときに整備されたのではと思われます。あくまで、個人的な意見ですが。

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下が上の2枚の写真を重ねたところ。上の赤い矢印がプール。こうしてみれば、今のダムのどこにプールがあるか分かります。下の矢印が「雲仙浄化センター」。と言うことで、現在、バンガローと直線道路はダムの中です。

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なお、別所ダムの下に「稚児落しの滝」がありますが、これについては→こちらをクリック ついでにこちらもクリック

下の2枚の写真は千々石に通じる道から古湯方面を撮った写真で、左は絵葉書、右は長崎県発行の「国立公園『雲仙』指定50周年記念 雲仙の歴史」に載っている写真です。


なお、矢印の山の稜線を比べれば同じ山だと分かります。右の写真は左の場所からカメラを左に向けたことが分かります。ただ、写真を撮った場所、時代が一緒かどうか分からないので一概には比べられません。


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・ダムの竣工/完成年度については資料により、1965~1969年、1963年~1968年、1961~1968年とバラつきがあります。

参考資料

・小浜町史談~小浜町
・千々石町郷土誌~千々石町
・国立公園「雲仙」指定50周年記念 雲仙の歴史~長崎県
・湯けむりの記憶~雲仙公園ビジターセンター運営協議会
・DAMーDATA(ダムカード)


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