1964年オリンピック・2021年オリンピック
1964年オリンピックの記念切手です。小学生の時、切手ブームがあり、その時に集めていた切手です。
ウチは長崎なので、TVで見ていただけで、そのTVも白黒。リモコンなども無く、ダイヤル式でガチャガチャとチャンネルを回していましたが、オリンピック期間中は皆で日本選手を応援していたので、チャンネル争いはありませんでした。
日本中がお祭り騒ぎで、盛りあがったオリンピックでした。
柔道、体操、レスリングの強かったこと。東洋の魔女のバレー、今と比べれば技術の差はありますが、回転レシーブは斬新的なものでした。大松監督の「おれについてこい」ですね。神永昭夫(柔道無差別級)がヘーシンクに敗れた試合は日本中衝撃を受けました。
マラソンの円谷幸吉さんは、グラウンドへ2位で入ってきたものの、イギリスのヒートリーに抜かれ3位になりましたが、抜かれるときは日本中”円谷頑張れ、円谷頑張れ”と叫けび(多分)ました。後年、円谷選手は自死されました。
とにかく、日本中がお祭り騒ぎで盛りあがりました。
今回のオリンピックは、最初から会場設計、ロゴマークの問題があり、マラソン会場等の変更、森会長の男女差別発言、会長後継者のゴタゴタ、開閉会式のMIKIKOさんの辞任問題、「オリンピッグ」などとオヤジギャグを飛ばした佐々木宏の辞任。聖火ランナーの辞退。ボタンティアさんの辞退。海外からの観客の禁止、最近のコロナの拡大、とにかく今後も前途多難。
また、聖火が走り始めたと思ったら第一日目と二日目に聖火が途中で消え、予備の火で点火をしたそうですが(TVニュースでは流れていません)「風前の灯火」という言葉を思い出します。
今回のオリンピックでは、福島の原発につき「完全なアンダーコントロール」などと誰かが言いましたが、廃液の問題などの問題も残っているのですが・・・「おもてなし」も外国の方が、競技関係者以外の方が来ないなら、空虚な言葉になりそうです。
聖火リレーの先導をするのが下の左の車。
様子がネットで流れているのを見ると、大きな音で音楽を流し、「密にならないように」と拡声器で怒鳴りながら走っていましたが、こんな車で走るので皆が寄ってくるんですヨ。お前が邪魔。
ところで、右の写真のどこに聖火ランナーがいるんでしょう?聖火リレーの主役は「聖火」で、某清涼飲料水の会社ではありません。1964年の聖火リレーでは聖火が中心でした。これでは、聖火ランナーも可愛そうでしょう。また、福島では多くの方が亡くなられました。もっと、考えたらどうなんですか。
もう一つ腹がたったのが、聖火のグランドスタート。
あの、舞台なんですか?田舎芝居の書き割り。初めに地元の方のパフォーマンスがありましたが、あの舞台、背景じゃカワイソウでした。オリンピックの予算が1年延びたため”1兆6440億円になったそうです。だったら、聖火リレーの出発式、もっと立派な舞台を作ったって良いじゃないですか。もう一つ、舞台転換が非常に遅い。素人芝居よりひどかった。
オリンピック発祥の地、オリンピアでの聖火採火式をビデオで見ましたが、広々とした野原、実に厳粛な式典で、その中にも小鳥の鳴き声が聞こえ、なんとも言えないステキな式典でした。
さて、問題を抱えながらも聖火が出発したので、オリンピックは開催されるでしょう。マスコミは手垢の付いた、古びた「感動をありがとう!」の言葉を連発し、日本人は流されやく、ノリやすいので、一緒になって「感動をありがとう!」の合唱になるでしょう。
私ですが、オリンピックは世界最高のアスリートが、オリンピックに合せ最高のコンディションにもっていき、競技をするのが醍醐味ですが、外国選手も国によって違いはありそうですが、来られない選手もありそうです。また、コロナ対策で体調を崩す選手もありそうで、最高の競技が見られないことも考えられる、ということで、前のオリンピックほどにはTVに釘付けにはならないでしょう。
また、聖火も雲仙市を通るようですが、コロナが怖いので聖火を見に行くことは「いたしません」。
あとは、オリンピックが終わったあとのコロナと、経済復興がどうなるかですが・・・暗いな・・・
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