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2021年1月 4日 (月)

「たい焼き」のアンコから、ブレない心を考えた。

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「白いたい焼き」クン。一時流行り、あちらこちらお店を見かけました。最近はお店どころか「母さん、あの白いたい焼き、どうしたんでせうね?」という状況です。

白いたい焼きどころか、普通のたい焼きも見かけなくなりました。お好み焼き、たこ焼きは見かけるのですが・・・世の中、健康志向が強く、甘い物は避けるようになったのかな?珈琲も昔はどっぷりと砂糖を入れていたのですが、現在、見ていると皆さんブラックばかりですね。


さて、上の普通のたい焼き、食べてみてアンコが少ないなと思って解剖したら、申しわけ程度のアンコでした。


何十年前だったか、このたい焼きのシッポまでアンコが入っている店があり、話題になった記憶があります。他の店も真似をしたものか、シッポまでアンコを入れる店が増えた覚えがあります。


その時分、ラジオの深夜放送をよく聞いていて、永六輔さんが、たい焼きについて語っていました。うろ覚えですが・・・たい焼きのアンコがシッポまで入っているのが良いという意見がある。でも、たい焼きは、お腹の中のアンコを食べ、口の中が甘ったるくなったところに、アンコが入ってないシッポの所をカリッと食べて、お口直しにするのが、本当のたい焼きだ。


最近は鬼滅の刃が流行、その前はONE PIECE、その前は進撃の巨人、その前はジョジョの冒険、その前は何だっけ?今はSNS、マスコミ等で少し話題になると、どっと、その方向に流されてしまっています。

たい焼きの”アンコ”と一緒ですね、アンコがシッポまで入っているのが話題になると、それが正しいと思う。本当はどうなのか検証もしないで、そちらに流されてしまう。

「価値観の多様性」という言葉があります。あれ、「ブレない心」、言い換えれば「自律性」があるから生きるのです。「ブレない心」があるから、色々なことから、是とするところ、非とするところが見えてくる。「ブレない心」が無いのは「多様」ではなく、「混乱」と言います。「多様性」ではなく、「価値観の混乱」が、今の世にはびこっているように見られます。混乱の中、いろいろな物に流されているのが現代だと思います。


年頭にあたり、今年は「ブレない心」を気がけて、一年を過ごしたいと思っています。


ところで、「気がける」を調べていると、これって、方言らしいですね。広辞苑にも載っていません。”Y!知恵袋”に「〈気がける〉という言葉が〈気にかける〉の方言だということを最近知りました。」という質問のベストアンサーに「・・・『気がける』は、ほとんど日本人には理解できないでしょう。従って、筆者が『気がける』と書いている場合は、修正するでしょう。」と回答してありました。これについては、もう少し調べたいと思います。

いまや、先生も父親も子供のお友達になりました。永さんみたいに、おっかない顔で、ユーモアを交えて世の中を語る大人が少なくなりました。今の時代、是非読んでもらいたい本です。

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