「ひとりぼっちの誕生日」
朝から目を覚まして、あれ、今日はなにかあったような。という気がして考えると、私の誕生日でした。
毎年の事、ウチのオクサマは気づいてくれるはずもないので、ケーキをオクサマの分と2個買ってきて、一緒に暮らしてきた年月を語ろうかと思ったのですが・・・電話が入ってきて、オクサマの知っている方が亡くなったとかで、遠方なので、そそくさと出かけられました。
で、一人で食べようかと思いケーキの箱を空けると、アレレレレ(^^;)、一つは消えていました。誰が、いつ食べたんでしょう。
ということで、上の写真のように一人で誕生会をしました。少し寂しいので、猫さんをお招きして(^o^)。コーヒーは先日紹介した「nai」さんのコーヒー、マグカップはもちろん「鬼滅の刃」。
近年、バレンタインデー、ホワイトデーが定着をし、ハロウィンなどと何やら分からぬ日まで出て来て、皆さん騒いでいます。で、時代劇、江戸時代を舞台とする落語などで、「誕生日」という言葉は聞いた事が無く、少し調べると・・・
「誕生」と言う言葉は古語辞典には載っており、「生まれること。『王子御誕生有りて皇太子に立ち』〈平家・一・吾見栄花〉」と言うことで、平家物語にも載っているので「誕生」と言う言葉は昔からあったことが分かります。なお、語源については、各自、調べ学習を。
「誕生日」は、ネットにいろいろと出ていますが、納得できるのは、「数え年」「満年齢」の違い。
昔の歳の数え方は「数え年」で、生まれた年が1歳、年が明けると一つ歳を取っていきます。12月に生まれた方は、生まれたときが1歳。年を越して1月1日になると、早くも2歳。日本国民全部、元旦になると、せ~の、で、一つ歳を取るわけです。ですから、生まれた日を祝うという事は無かったようです。
で、満年齢が定着するのが昭和24年交付、昭和25年施行の「年齢に関する法律」で、誕生日に一つ歳を取ることになります。これで、生まれた日を祝う、という風習が生まれたそうです(明治35年に「年齢計算二関スル法律」も施行されたそうです)。
以上諸説あるようですが、これも、各自、調べ学習で。
下の写真は、大昔の誕生日、子どもが幼稚園の頃、「今日はおとうさんの誕生日だから、誕生祝いをよこせ」と言ったところ、5分ばかりして持ってきたもので、なかに折り鶴が入っていました。お守りです。
子どもは忘れているでしょうが、私は今でも大事にしています。自分が子どもの頃を考えても、同じようなものでした。親も子ども、こんなもんでしょう、と誕生日について考えた一日でした。
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