「小浜鉄道・株券払込み証」★小濱鐵道~私としたことが・・・
以前、雲仙鉄道(温泉軽便鉄道・小浜鉄道)については長々と書きましたが、この鉄道の資料が少なく、探していたのですが・・・
某日、ネットオークションを見ていたら上の証書が出品されていて、なんと「小濱鉄道株式會社」。ということで、そのままポチしました。
ところがですね、見ているとなんとなく違和感を覚え、なお、よく見ると日付が「明治30年6月12日」。
千々石~小浜間の小濱鐵道株式會社設立が大正10年。開業が昭和2年。ということは、明治30年に株式発行しているのは何でも早すぎる。ということで、よく見ると、印章の所「小濱鐵道株式會社大津支部印」。「大津」という地名は千々石~小浜間にはありません。
と言うことで、「小濱鐵道株式會社」「小濱駅」「大津」等々を調べるとありました。多分、こちらですね。
「明治4年、京都府は敦賀・小浜への鉄道を計画。若狭では小浜・熊川・今津・大津間、舞鶴・小浜・敦賀間の2路線の鉄道計画が起こる。28年に10月に小浜鉄道株式会社(小浜・今津間)、11月に若狭鉄道株式会社(熊川・敦賀間)が出願、12月に合併して小浜鉄道に・・・」なお、明治43年3月の「鉄道敷設法」改正で、官営鉄道の敷設に決定されたそうです。→こちらを参照
雲仙の「小浜駅」の最初の駅名は「肥前小濱駅」。以前「『小濱駅』は若狭にあるため『肥前小濱駅』になったそうです」と書いていました。最近はボケ気味で、すっかり忘れていました。
ですから、若狭の小浜駅はこちらの方ですね。私の早とちりで、株券払込証を入手しましたが、なにかのご縁だと思って大切に取っておきます。とにかく、私としたことが、でした。
とはいっても、これで、若狭に「小濱鐵道株式會社」があり、「小濱駅」があったことがハッキリしたわけで、これはこれで収穫があったわけで、800円で落札したので、お安い買い物でした。
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