令和2年「天満宮のしめ縄作り」
この天満宮は「千々石ミゲル」の父が戦に敗れ亡くなるとき、平和を願い天満宮を作るように言い残し、後年建てられたという謂われがある神社です。
集まったメンバーが15名程度。
千歯こき。稲の穂を歯と歯の間に入れ、引っこ抜いて、籾粒を落とします。脱穀ですね。すでに脱穀は終わっている稲穂ですが、しめ縄に使うため、念のため千歯こきを使っています。鉄で作ったものもありますが、これは全部木で作ってあり、手作りですね。
この藁を柔らかくするため、道路工事用のローラーを使って・・・昔は「お父は土間で、藁打ち仕事・・・」とやっていましたが(私は見たことがありません。カミサンはガチ見ています。)・・・この歌、学校では教えていないので、知らない方は多いと思いますが・・・
皆で右のように藁を作って行きます。これを、しめ縄を作るとき、差し込んでいきます。
しめ縄にぶら下げる飾り物。右の写真の矢印は「はみきり」。牛や馬の餌の藁を小さく切るためのものですが、「押し切り」とも言っているみたいです。現在、農家でも牛や馬を飼っているところは無く、良くとっていたものです。ザックリと切れます。指など入れていると大変ですヨ。下の方を揃えます。
いよいよ本番。しめ縄を巻いていきます。が、毎年のごとく、手順の確認。以前、手順を間違え、巻き終わったしめ縄の手を離した途端、バラッとほどけたそうです。
巻いた後は、藁が飛び出ていますから切り取ります。散髪ですね。
鳥居が二つありますから、2ヵ所へ取り付け。一年も経つと下へ垂れるので、少し上の方へと取り付け。で、完成。一番上の記念写真。
ところがですね、去年の写真と見比べれば、なんか変。よく見るとしめ縄につける、紙のピラピラ「紙垂」が無い。皆さん忘れていたのかな?
帰りに「温泉神社」に寄ってみると、こちらも新しいしめ縄でした。本来、秋の大祭の担当地区が作るのですが、今年は祭りがコロナで中止になり、神社の総代さんを中心に作ったそうです。
鳥居の所に自動車が入っていたので、神様に無礼ではないかと思ったら、自動車のお祓いでした。
しめ縄作るとき、縄を右に巻いたり、左に巻いたりの違いがあるそうです。また、真ん中から巻いていく所、端の方から巻いていく所と違いがあるようです。ネットで、イロイロと流れているので、見ていくと面白いですよ。これで、新たな年を迎えられます。
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