「切支丹禁制高札」を読む
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今回、「気まぐれ資料館」に展示をするので、内容説明のため読んでみました。多少、間違いもありますがお許しあれ。
なお、上の写真、下の説明文とも、クリックするとはっきり見えます。
意味は概略ですが
キリシタン(注:切支丹・吉利支丹・きり志たん・貴哩志丹、時代により色々な表現があります)は従来から禁止されている
不審な者があれば申し出でよ
褒美として
バテレン(司祭・神父)を訴えた者には 銀500枚
イルマン(修道士)を訴えた者には 銀300枚
キリシタンに立ち帰った者を訴えた者には 同じく(銀300枚)
同宿(教会の世話人)・キリシタンの者を訴えた者には 銀100枚
を与える
隠して他の者より分かった場合には、名主(庄屋)、5人組まで共に罪に問われる
他の人より訴えられ、バレた場合は名主、5人組まで罰せられるとは、厳しい。
さて、報償金の額を現代のお金に直すのは難しく、江戸時代、価格の変動があり、比較として大工の手間賃にするか、米の値段にするかで違いもあり、ということですがネットで検索すると「銀500枚は3,500万」「銀500枚は3,400万」「銀1枚は160gの重さで、これは庶民の約1ヶ月分の賃金に相当し、非常に高額な賞金である事が分かります」などと書いてありました。
なお、高札場は各村にもありましたが、下の絵は都会の高札場。左は三代目広重の「東京三十六景 日本橋御高札」。右は作者、場所不明。
次回は、キリシタンを訴えたときの報償金と長崎の密接な関係を。多分。・・・夏バテしてなかったら・・・
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