「キマイラ15 魔宮変」~夢枕獏著&【おまけ】「ストリートビューカー」を見た(多分)
最近、本を読まなくなりました、というより、読めなくなりました。
本を読んでいくと、目が疲れボケ気味になり、また、登場人物が頭に入らず、「山田太郎って出てくるけど、誰だっけ」と前のページを読み返すと、2ページ前に出ていたり、です。「キマイラ」程度の厚さの本だったら、2時間もあれば読めたものを、結局、3日かかりました。
発行が2020年8月30日になっていますが、今日は8月24日。ママあることではありますが、暑いので、気にせずに・・・
前の「キマイラ14 望郷変」が2019年5月、1年3ヶ月ぶりの登場。で、読むと、忘れている、忘れている。最初に登場人物と多少の筋が書いてあるので、なんとなく思い出し、思いだし。
フォギェルと雲斎の対話に、アンドルッチャンという人物の事が出てきますが、この人物と九鬼麗一との戦い。真壁雲斎と宇名月典善との戦い(本人同士は”遊び”と言っていますが)。変貌を遂げた菊池良二とフィリードリッヒ・ボックの戦い。菊池良二の変貌には驚かされます。この部分読ませ所で、いつも、ワクワクします。
さらわれた織部深雪を救えたかにみえた九十九の前に現れた・・・・
一冊かかっても、深雪さん救われないのですね。かわいそう。
なお、「それは、赤須子の、三千年にわたる、慟哭の声であった。」というように、赤須子も現れます。
例の如く、作者の後書きですネ。
今年69歳だそうです。気力、体力的にも少し落ちてきたようですが、書く意欲は十分。ただし・・・
「キマイラ」だよ、「キマイラ」だよ。
ぼくが今、直面しているのは、かなりしんどいものだ。
「キマイラ」は今、完結に向かって進んでいるのだけれどー
どうなのよ、それ。
完結させてしまっていいのか。
終わらせてしまっていいのか。
(中略)
終わっていいのか、物語。
終わらないことこそを、物語作家は目指すべきなんじゃないのか。
・・・・・・・・・・・・・・
などと、グズグズ書いてはおります。夢枕獏を読んできた者としては、分かるのではありますが・・・
【おまけ】「キマイラ」の事が分からない方のために・・・「ストリートビューカー」を見た(多分)。
コンビニの駐車場に変な車が停まっていました。多分、ストリートビューカーですね。この車が、通っていたらピースでも。全世界でアナタの姿が見られます。
車を勝手に写真に撮って、ブログに載せて良いのか?
良いんです。私の家も勝手に撮影され、許可なくストリートビューに出され、全世界に知られてしまいました。
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