「絶対に出る 世界の幽霊屋敷」~ロバート・グレンビル著・片山美佳子訳・日経ナショナル ジオグラフィック社発行・中村直哉発行者
世に「怖い物見たさ」という言葉があり、幽霊が出る所、廃墟、事件があった部屋に住む方もおりますが、私は気が小さいので絶対にダメ!
小学校の時、火の玉を見たことがあり、あの時はそのまま寝込み学校を休みました。私のカミサンの実家から墓場が見え、昔は野外で薪を組んで、火葬をして(江戸時代ではありません、戦後の話しです)、その火が家から見え、火の玉も再々見えたそうです。「怖かった?」「別に」と言うことで、あの人、度胸があるのか、鈍感なのか。
人によって幽霊が見えるかどうかは個人差があるようで、以前、荒れ果てた山城の空堀(敵の侵入を防ぐためのもの・南北朝の時戦いがあり、城が落とされ大勢の死者が出たのは想像できます)の写真を撮っていたら、もう一人写真を撮っていた方が「写真を撮ったら、モヤモヤとした霧みたいなものが写っているんですよね。前後の写真はなんとも無いんですが・・・」と言うことだったのですが、私のはきれいに撮れていました。
ちなみに「相棒」”杉下右京”さんも、幽霊の存在を信じていますが、まだ見たことが無いのを残念がっていました。
さて、本の方は幽霊が出る、世界の90ヵ所ばかりの城、要塞、墓地、ホテル、公共施設、家、屋敷、宮殿等々の写真と説明が載せてあります。
下は、カナダのバンプ・スプリングス・ホテルでマリリン・モンローもハネムーンで訪れたそうです。ここに長年勤めていたサム・マッコーリーというベルボーイが1970代に死んで以来、幽霊になって出るそうです。なんとなく”シャイニング”に出ていたホテルのような感じ。
せっかく新婚旅を海外で、と考えておられる方、いかがでしょう。思い出深い、楽しい旅行になりますよ。
下の写真の説明ですね。
”メアリー・キングス・クロースい浮かぶ幽霊のような影”
1992年に訪れた日本の霊能者(訳注:宜保愛子とみられる)が、家族に置き去りにされて死んでいった「アニー」という名の少女の霊に会った。霊能者の足を強く引っ張ったという。それ以来、アニーの部屋を訪れる観光客が増えた。
といいますから、好きな方は好きなんですね。
今年の夏も異常な暑さが予想され、暑い夜は眠れぬかと思いますが、この本を読んでお休み下さい。寒くなって、幽霊が絶対に出てきますよ。
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