« 6月11日「唐比湿地公園(唐比ハス園)」状況&「上井牟田ため池のオブジェ(諌早市森山町)」 | トップページ | 久しぶりに「Siriと遊ぶ」 »

2020年6月13日 (土)

「純、文学」~北野武第一短編集

Img_20200613_0001 Img_20200613_0002

北野武さんの第一短編集です。北野武はもちろんビートたけしさん。よく見たら、2019年10月20日の発売。田舎まで来るのに時間がかかります。

以前にも数冊の本を出してはいるのですが。今回は「第一短編集」で「純、文学」だそうです。


全部で5篇の短編集。「ホールド・アップ」(「文藝」増刊2019年)「実録小説 ゴルフの悪魔」(「週刊文春」2019年3月28日号、4月4日号、11日号、18日号)「誘拐犯」「粗忽飲み屋」「居酒屋ツァラトゥストラ」(以上、書き下ろし)。


あまり書くと、ネタバレになるのでザックリと・・・


「ホールドアップ」

多分、たけしさんの売れないときの経験なのかな?最後に「みんながオイラを笑わぬ夢を見た。」と書いてあり、たけしさんにも、そんなことがあったのかな、と感じさせます。

「実録小説 ゴルフの悪魔」

本の最後には「この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。」と書いてありますが、初出の題は「実録小説 ゴルフの悪魔」となっているので、多分「実録」でしょう。

登場人物が、「東」(多分、県知事をやってた方でしょう)「松尾伴内」「O橋K泉」「関敬六」「長島茂雄」「所ジョージ」等々。


「O橋K泉」の笑えるセコいゴルフ。「O橋K泉」さんだから、許せる、という事でしょう。人格ですね。「長嶋茂雄」さん、TVなどで、ボケをかました話しがよく出ますが、この小説でもボケをかましています。笑って許せるのは、これも人格ですね。


「誘拐犯」

「相棒7ー11話・越境捜査」ですね。トリックの⚫⚫が⚫⚫のところ、同じですね、なんとなく気になりますが。小説とTVドラマの違いがありますが・・・どちらが面白いのでしょう。

「粗忽飲み屋」

落語の「粗忽長屋」のパロディーだと思ったら、しがない中年の男の飲み屋での会話が主になります。黙読ではなく、実際に言葉に出して読んだ方が面白いかと(酒を飲みながら)。

「居酒屋ツァラトゥストラ」

一番短い物語。酒場での数学の問題から宇宙論まで・・・

と言うことで、多少、イエローカードぎみの表現もありますが、まあ、たけしさんだからですね。真面目な方は1600円も出して、と思うところもあるので、お止めになった方が良いでしょう。


たけしさんファンの方はご一読を。第二短編集はどんな物語が書かれるのか、楽しみに待ちましょう。


もう一つ、この本の題は「純文学」ではなく「純、文学」ですね。どう違うんでしょう?まだまだ、「準文学」の感じを受けました。ノーベル文学賞まで道遠し。



« 6月11日「唐比湿地公園(唐比ハス園)」状況&「上井牟田ため池のオブジェ(諌早市森山町)」 | トップページ | 久しぶりに「Siriと遊ぶ」 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 6月11日「唐比湿地公園(唐比ハス園)」状況&「上井牟田ため池のオブジェ(諌早市森山町)」 | トップページ | 久しぶりに「Siriと遊ぶ」 »

フォト
2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

ブログランク参加中ポチしてね(^o^)

最近のトラックバック

amazon

無料ブログはココログ