「ネガからポジへ」~NEGAVIEW PROを使って見たら(小浜風景)
今はデジタルで写真を撮るのでフィルムはいりませんが、昔は白黒写真の場合、フィルムを使い写真を撮り、ネガフィルムを印画紙に焼き付け、白黒反転させていました(カラーの場合は同じ手順のネガフイルム、そのまま色がでるリバーサルフイルムもあり)。
で、この度、雲仙・小浜の写真を数点手に入れましたが、これがガラスの乾式フィルム。ネガ・ポジを反転させる機器は持っているのですが、これ、35㎜フィルムしか使えず、私の入手したものは12㎝✕16㎝で、とうてい利用できません。
昔は卒業式の記念写真など撮るとき、カメラの大きな箱に黒布を被せ、乾板をセットして、「はい~、レンズの所から鳩が出ますよ、1,2,3」とやっていました。この頃は、「ピース」などの言葉はありません。
写真屋さんに持っていったのですが、今は昔の現像機が無いとかで、スキャンしたり、LEDビューアーを使いカメラで撮ったりしましたが面倒くさいので、何か無いかと探していたらYouTubeに、簡単にネガからポジへ変換できる「NEGAVIEW PRO」(カラーのネガでも利用できます)というAPPの紹介があって、便利そうなのでAPPストアーで、400円弱であったので入手しました。
使い方は簡単で、ビュアーもしくはタブレットを利用して、画面を消し光度を最高に上げ、その上にネガをのせアプリを起動させ、スマホで撮ります。画面の調整もできます。
左がネガ、右がポジに直したところ。昔、フィルムで撮った写真、家に写真のネガが残っていると、ちょっとチェックするのに便利です。パソコンに取り込めるので、データにすると永久保存版ができます。
入手した写真板を3枚ほどポジ写真に直してみました。
一番上の写真、小浜の海岸の埋め立てです。小浜の湯元、本多西男氏が小浜の発展のため、自費を投じ明治28年に埋め立てを始めています。明治44年に埋立て五千坪が竣工(小浜町史談より)。
上の写真、向こう側が完成しているようなので、明治40年頃かなとは思いますが・・・
下の写真は堤防の所だと思いますが、旅館などの所はかなり整備されています。
同じく堤防の所ですが、沖の大きな船、茂木から小浜へ通う客船ですね。多分。
あと十数枚残っているのですが、場所が特定できないので、そのうち調べに行こうかと思っていますが、小浜は近年も埋め立てがされており、なかなか難しいですね。
なお、写真板は保管が悪かったのか、ごらんの通りカビがはえたり、幕面が裂けたりで保管が大変です。
« 「軍艦島スイーツ 追憶」~ネオクラシッククローバー | トップページ | NHK朝ドラ「エール」より”双浦環”さんの和服の柄合わせについて »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 「中華管球式アンプ」がやって来た!(2020.12.15)
- 「iPhone12mini」を使って一週間(2020.12.11)
- 「Apple Watch6」使ってみて2、3の事(2020.10.08)
- 時計の針は「10時9分」を指す(2020.09.20)
- iPhone「WatchOS6.2.8」にアップデートはしたけれど・・・(2020.07.21)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 「謎の探検家 菅野力夫」~若林純著(2021.01.13)
- 「雲仙ゴルフ場」への道~長崎県雲仙市雲仙(2021.01.08)
- 橘神社「大門松」完成間近~雲仙市千々石町(2020.12.20)
- 「古地図散歩」というAPP(iPhone・iPadにて)(2020.12.19)
- 「西海橋」接合直前(2020.12.17)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「nai」さんの自家焙煎のコーヒー~諫早市幸町(2021.01.16)
- 「謎の探検家 菅野力夫」~若林純著(2021.01.13)
- 久しぶりの「週刊ポスト」(2021.01.06)
- 「正月用」マスク(2020.12.30)
- まるいもの(2020.12.25)
「古絵葉書・写真」カテゴリの記事
- 「謎の探検家 菅野力夫」~若林純著(2021.01.13)
- 「雲仙ゴルフ場」への道~長崎県雲仙市雲仙(2021.01.08)
- 「西海橋」接合直前(2020.12.17)
- 「雲仙ゴルフ場」の池(2020.11.26)
- 小浜(雲仙市)海岸埋め立て工事写真~初公開(2020.11.24)
« 「軍艦島スイーツ 追憶」~ネオクラシッククローバー | トップページ | NHK朝ドラ「エール」より”双浦環”さんの和服の柄合わせについて »
コメント