「靴下の穴」「マルコビッチの穴」「ドーナツの穴」
先日から、なにやらカカトに違和感があって、みたら穴が空いていました。
久しぶりですね。昔は、靴下の穴も余り布で塞いだものですが、いまや靴下の穴を塞ぐ人はいません。今の靴下は安いので、買った方が手っ取り早くて良いのでしょうが。電灯(蛍光灯などない時代)の下で、靴下の穴を塞いでいた母の姿を思い出します。
数年前、まだ、自宅で通夜、葬式を行っていました。もちろん、靴は脱いで座敷に上がって焼香、遺族に挨拶をするのですが、靴下に穴が空いているのを知らずにいたら、皆さんからは見えるわけで、あとで、カミサンから「みっともないまねはするな」とガラレタ、ガラレタ。
さて、靴下の穴をしみじみ見ていたら、唐突に映画「マルコビッチの穴」と「ドーナツの穴」の本を思い出しました。もちろん、この三者には、何ら哲学的な関係はあるものではなく、単に私の頭の中に浮かんだだけですが。
「マルコビッチの穴」は奇妙な映画で、売れない人形師が仕事を探しに行き、その会社が71/2階にあり、もちろん、エレベーターのボタンにも71/2があるわけでも無く、天井も低い。
で、この階に小さな隠しドアみたいなものがあり、その穴に入っていくと「マルコビッチ」の頭に通じるという奇妙な物語。
かといって、哲学的なものはないみたいで、映画のジャンルは「コメディー」になっているので気軽にご観覧を。難しく考えると面白くありません。
余談です。私のパソコンで「まるこびっちのあな」を変換すると「まる子びっちの穴」と出ましたが、「まる子」ちゃんとも関係があるのかな?
「失われたドーナツの穴を求めて」。「ドーナツの穴だけを残して食べる方法」という本もあって、どちらを買おうかと思ったのですが、前者を買いました。
おいしいドーナツのレシピとか、ドーナツとその穴にまつわる深い謎を学問するとか、うしなわれたドーナツの穴を求めてとか、ドーナツの穴に向かって会話するとか、不思議な国のアリスにみる穴だけ残ったドーナツとか、色々な考えが載せてあります。
考えて見ると、あのドーナツの穴って存在しているのでしょうか?考えると夜も寝られませんでした・・・(-_-)
「靴下の穴」にせよ「マルコビッチの穴」にせよ「ドーナツの穴」にせよ、「穴」はなんとなく人を引きつけますネ。TVで「洞窟」探検などを見ていたらドキドキするし、城の抜け穴もワクワクするし、小さい頃は近くに防空壕があったので、懐中電灯を持って潜りこんだものですが、あれは冒険心をくすぐりました。
「穴」って何でしょう?良く考えると深い問題がみえるようで、無いようで。ドーナツの穴を食べながら考えましょう。あなかしこ。
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