「お宝発見?」~庄屋分家屋敷調査
以前書いたように、古文書研究会に入って勉強をしています。入会して3年、ほとんど読めません。まあ、復習予習を全然していないので、当たり前ですが・・・
ここの庄屋さんの家は住んで継ぐ人が無く、家を解体する際、史談会の方に役立つ物があればということで、調べたら庄屋さんが書いた古文書が大量にでてきて、それを解読しているところです。
庄屋さんには分家があり、この家も住んで継ぐ人もなく解体するという事ですが、古文書があるという話しで4,5名で調査をしました。
左が母屋。外側は改修したと思われます。奥の方は深く、かなりの部屋数がありました。右が蔵。両方とも電気が止めてあり、懐中電灯を頼りに大変でした。
母屋の一階は布団などがひいてあり、こたつもそのままでしたが、かなり荒れていました。
二階に2部屋ほどあり、奥が天井裏で、物置に使った物か、お膳が大量に、衣服なども置いてありましたがボロボロ。
昔の建物だけあり、大きな梁。今の家には、こんな太い物を使ったところはありません。ここを調査。
下が母屋からの収穫品。
で、蔵の方ですが一階はガランとしていましたが、農具などの納屋に使っていたのか、多少農具が残っていました。
二階に登ったら天井に穴が空いていて、おっかなびっくり調べましたが、ほとんどめぼしい物はなく、帰ろうとしたら「これはなに?」と声がして、それが、一番上の写真。
なにかというと、”襖”です。襖の表が破れてしまって、下張りが飛び出ています。昔「四畳半襖の下張」なんていうのがありましたが、それとは関係なく、古文書が使われていました。
全部貼ってあるので内容がよく分かりませんでしたが、一枚だけパラリとはずれたので、読んでみると江戸時代中期の「宗門改」。
襖は、多分その時代の物ではなく、分家にも古い文書が大量にあり、後年襖の張り替えの時に使った物だと思われます。
あとなにが貼ってあるのかは、まず剥がしてみないと分かりませんが、大変な作業になると思われます。どんな文書が出てくるかのか楽しみです
NHK大河ドラマの”明智光秀”の書状などが出てくれば「お宝発見」になるのですが・・・(^o^)
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