「そろばんの工夫」~日本人の知恵
以前「そろばん」のことについて書きました→こちらをクリック
上が二つ玉、下が五つ玉のそろばんのことでした。某日、NHKの「そろばん侍」を見ていたら、このそろばんが出ていました。さすがNHKさん、よく調べていますね。皆さん、ほとんど気がつかなかったと思いますが、「些細なことが気になるのが、僕の悪い癖」。
過日、中国のそろばんを手に入れたので比べてみました。
中国のそろばんは丸い玉、日本のそろばんは先が尖っています。
左は間違いなく中国製。右は日本製の安政五年のそろばん。
中国の算盤が日本に伝えられたものだそうです。クリック→日本珠算連盟「日本のそろばん」
さて、使ってみて、というより、見ただけでもどちらが使いやすいかは分かると思います。一応使って見ましたが、中国製はとてもじゃないが使いにくい。
中国の算盤が日本に入って、使いやすいように改良をされたものだと推察されます。
そろばんに限っていえば、中国はそろばんができてから今日まで全然変わっていません。日本人はそれを取り入れ、使いやすく改良をした。ここに、日本人の知恵を見る思いがします。
日本人はものまねが上手い、という意見もありますが、何百年と変わらないものを使っているより、工夫して使いやすくした者が知恵者だと思うのですが。
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