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2020年2月15日 (土)

「猫君」★畠中恵著

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ペットと言えば、一時、お犬様が流行しましたが、最近では、お猫様に座を奪われたみたいです。

「猫又」は20年以上生きた猫が、人に化け、言葉が喋れるようになった「猫」のことだそうです。ただし、人間からは不吉がられています。


主人公は猫又になる寸前、飼い主に死なれた「みかん」。


江戸には猫又の陣地が6箇所。猫又はそれぞれの陣に属するようになりますが、その前に、人間に化けるなどの術を学ぶため「猫宿」で修行をすることになります。もちろん「みかん」も入るわけです。が、ですね、この猫宿がある所がなんと「〇戸城」のなか、で、猫又の頭が、なんとNHKで放送されている「麒麟がくる」で暗殺される「織〇〇〇」、その一番の配下がなんと「明〇〇〇」。両方とも、なんと猫又だったんですね。それで、生き延び徳川さんと協力態勢をもっているという、なんとも、ハチャメチャな設定。


しかし、読んでみて、時代劇もこれくらいハチャメチャな方が面白くはあります。

「猫君」は大きく3つの山場があります。一つが、猫又が今のように栄える元を作り、百万の術を使うという伝説の猫「猫君」。その「猫君」が復活するという話が広がり、はたして「猫君」は誰なのか・・・・

二つ目が「生類憐れみの令」が再び復活するか?という話。「生類憐れみの令」は犬が可愛がられて、猫又は難儀をします。さて、猫又たちは如何に「生類憐れみの令」に対抗するのか。


三つ目が、まだ猫又修行中の新米猫又と、その兄貴分、姉貴分との合戦(知恵くらべ)。果たして新米猫又さんは、どう動くのか。


ということで、カワイイ猫(猫又)さんが沢山出てくるので、猫好きな方には楽しい本です。

あ!あなたの家の猫、何年生きているか、調べたほうが良いかもですネ。



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