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2019年9月

2019年9月15日 (日)

「おかしえんの ごろたん」~おくやまれいこ作・絵

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おくやまれいこさんは、奥山玲子さん。

日本の女性アニメーターの先駆者です。NHK朝ドラの「なつぞら」の主人公奥原なつのモデルとされています。


この本は1980年「太平ようねん童話 おはなしゆうえんち24 おかしえんの ごろたん」の復刻版です。
ピーマン、にんじん、おさかな大嫌い、お菓子大好きの”えっちゃん”はある日、家を飛び出し”おかしえん”に迷い込みます。そこは、お菓子食べ放題の世界。ですが、良い事ばかりでなく、少し怖いことになります。あとはどうなるか?読んからのお楽しみ。です。

最後にスペシャルインタビューとして、「なつぞら」のアニメーション時代考証をしている、小田部洋一さん。奥山玲子さんの御主人ですが、「奥山玲子の原点」として話をされています。短いながらも当時のアニメーション界、奥山さんの事について興味のある所です。


「なつぞら」の奥原なつは奥山玲子さんをそのままを描いたものではありませんが、奥山玲子さんの事を知ってTVを見ると「なつぞら」もより一層面白く見られると思います。

絵本の方も素敵なので、是非、ご一読を。



2019年9月13日 (金)

「『罪と罰』を読まない」~岸本佐和子・吉田篤弘・三浦しをん・吉田浩美

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前にも書いたように、目の調子が悪く、外をあまりウロウロできないので、本ばかり読んでます。ということで、多少、本ばかりの紹介が続くと思いますが・・・

この本2015年に文藝春秋から出版されていますが、価格が1675円。私が買ったのが、
今年文庫本で出版された756円の本。

本に関わる四人(表紙に書いてある方です)が「とある宴会の片隅で、ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことがあるか?という話になった。/『ない』『ないです』『文庫本は持っているけど』『読んでない』/居合わせた四人が四人とも首を横に振った。」ということで、帯の裏に書いてありますが「ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことのない四人が、果敢かつ無謀に挑んだ『読まない』読書会」という事になったわけです。


確かに、よく知られている大作は、なかなか読まれてないようです。ただ、なんとなく知っている。「罪と罰」も皆さんも、なんとなく中身をしっているようで知らない、ということではないかと思います。


この四人も、断片的な情報だけで、ただ、吉田浩美さんだけはNHKの番組で、影絵の「罪と罰」を見たという事で(ただし15分の短縮版ですが)リードする場面があります。でも、あの大作どうやって15分にまとめるんでしょう?


さて、みなさん少しはヒントということで、最初と最後のページが示されますが、そのうち本編6部ですが、各部から3回、1ページ、ページを指定して皆で読んでいくことになります。このページ指定もどの部分を選ぶか、なるだけヒントが多いページを推理して選びますが、この部分もなるほどです。


途中まで読んで?????と思ったのですが、この本、私も持ってはいるのですが、挫折派です。ですから、四人の読者会の話がどれだけズレているか、正しいか分かりません。


で、考えると「罪と罰」を知らないまま、この四人の会話について楽しむか、「罪と罰」を読んで、どれだけズレているか、ドンピシャリかを楽しむ手もあるかと思い、読んでからとは思ったのですが、はやり「罪と罰」を読むのは、この歳になっては辛い。


どうしようかと思っていると、ちゃんと「登場人物」と「あらすじ」が書いてあり、こちらを読んで残りを楽しみました。


最後は皆さん「罪と罰」を読んで会話が弾みますが、これは読んで見て下さい。


さて、読んだこともない本の「読書会」も、なかなか知的で面白いなと感じました。皆さんも機会があったら是非挑戦を。もっとも、どの本を選ぶのか大変ですが。



2019年9月10日 (火)

「明智光秀五百年の孤独」宮崎正弘著~重箱の隅をつつくような事でスミマセン

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来年のNHKドラマが明智光秀を主人公とした「麒麟がくる」だそうです。NHKの説明では謎の前半生に光があてられるそうです。が、はやり興味あるのは信長殺害の謎でしょう。これには多種多様な説があり、Wikipediaをみても、どれが本当か分からない。

大河ドラマが明智光秀のせいか、光秀に関する小説、評論が増えてきました。事実は一つ解釈は百通り、といった感じ。
この本の著者の宮崎氏は、光秀に関わりのある土地を回って検証を重ねています。

最初に有名な「愛宕百韻」の「ときは今天が下しる五月哉」の解釈からはいりますが、この解釈は覚えている限りでは、初めて読んだ解釈になります。詳しく書くとネタバレになるので、各自読んでネ。


氏は時の歴史の把握から信長殺害について、いろんな説をなで切りにしながら謎に迫ります。ただ、この説が正しいかどうかは読者の判断によるでしょうが、ご一読を。


さて、今日はこの本に書いてある事について「重箱に隅をつつくような事で」氏が書いている本論とは、まったく関係の無いことです。


氏の本に「なにしろ本能寺の変では近衛邸の屋根から御所に弓を放ったという尾ひれのついた話も京では庶民が噂した。近衛邸から本能寺まで弓も鉄砲も届くはずはなく、近いとされる二条御所との距離は三百メートル以上、弓の射程はせいぜい五十メートルである。」との記述があり、この「距離は三百メートル以上、弓の射程はせいぜい五十メートルである。」の所。特に気になるのが「弓の射程はせいぜい五十メートルである」。


「射程」の定義をどうとらえるか、単に届く距離のことなのか、的に当てることなのかですが、「近衛邸の屋根から御所に弓を放った」と書いてあり、人を狙ったとか書いてないので、単純に届くかどうかの問題と思います。


さて、弓の競技では近的競技と遠的競技があり、近的競技は距離が28メートル、的は直径36センチ。遠的競技は距離が60メートル、的は直径1メートル。


といことは、「弓の射程はせいぜい五十メートル」ということはありません。とくに「せいぜい」ということはありません。的が直径1メートルなら、人の身長が160センチ~170センチが普通だと考えると、五十メートルは十分に的として狙える距離です。


以前、九十九間堂の弓通しの事を書きましたが、あれは軒の下の廊下に座って弓を射ちますが、距離は約120メートル。120メートルは弓を上に向けて射てば、多分ある程度練習をした方は届くと思いますが、三十三間堂には庇があり高さが4.5メートル~5.3メートル、幅が2.6メートル、ということは普通の弓では庇にあたるので、強い弓を使います。


昔、和弓で「射流し」という距離を競う競技があったそうですが、一位は300メートル飛ばしたそうです。ですから、三十三間堂に使ったような強い弓で名手が射れば300メートルは十分に届く距離でしょう。


ちなみに、今は亡くなりましたが弓をやっていた方が、数十年前、矢がどれくらい飛ぶか弓を上に向けて射ったところ、弓道場を越え隣の学校の運動場へ飛んでいき、慌てて追っかけたそうです。休日で誰もいなかったそうですが、かなりの距離です。


なお、どれくらい強いかフライパンをぶら下げ28メートルの所から射ったら、穴があいたそうです。よい子の皆さんも、悪い子の皆さんも絶対に真似をしないように。


以前、私、アーチェリーをしていましたが、90メートルの的を射ち、矢を的の所に取りに行ったところ、私の矢が一本見当たらず、隣の的の人から「この矢誰のですか」との声があり、見れば私の矢でした。とにかく、遠くを狙うのは難しい。女性のハートを狙うのより・・・



2019年9月 5日 (木)

「病院にて」関係ないけど「AppleWatch4」

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私の左腕です。時計は「AppleWatch4」。
なにかと便利していますが、最近、いいなと思ったのが5分おきに(Appによって違いはあります)24時間脈拍を測れること。もちろん寝るときも時計ははめています。鬱陶しくないかって?この歳になると、女の子が横に寝ているより鬱陶しくはありません。脈拍の状態をチェックするのはiPhone。

最近、脈拍のチェックをしていると、寝ているときの脈拍が超150の日が2,3日。ビックリしてお医者さんに行って、24時間の心電計で検査をしてもらいました。


外国でも、同じように脈拍が変だという事で病院に行ったら、即入院で助かった人もいるとか。


もう一つ、年寄りになって転んだとき、これを感知して下の写真のように、「ひどく転倒されたようです。」という表示が出て、もし、骨が折れてどうしようも無いときは、「SOS」の所を右にスライドすると、家族なり119番に連絡が行きます(📞番号を前もって登録する必要あり)。特に、家族が同居しているなら良いのですが、独居老人の場合は助かります。


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それはさておき、今日のお話は病院での採血のことです。私、小さい時から注射器と血を見るのが苦手で、採血をされるときなど、なるべく注射器を見ないように体を斜めにしていたら、「採血しにくいから、もう少し正面を見てください」と言われたことが再三再四。

職場で全員献血を強制されたときも、採血車に乗って採血している血を見たら具合が悪くなって、看護師さんが私の顔色を見て「無理されないでもいいですよ」と言われて逃げ帰って来ました。


10年ほど前、心臓病をして点滴をすること数十回。入院、手術で採血、点滴、チンコの先から内視鏡を入れられるなどされながら、最近やっと採血されることになれました。


ですが、一番上の写真を分かるとおり、私、血管が他人のように浮き上がっていないのです。いつも看護師さんから「血管が細いですね、奥にもぐって、かくれんぼですね、おまけに固いし」といわれ、採血されるのに一苦労。


最近、某総合病院にいって検査室で採血をしてもらいました。ずらっと採血するところがあって検査技師(正式名称が分からないので、一応、検査技師さんにしておきます)さんがいて、もちろん採血は専門です。


で、ですね、私の所に、「美し過ぎる検査技師」さんが血を採りに来ましたが、やはり、血管が分からない、「ここかしら、あら、違うわ、こちらかしら」と3回ほど打ち直し。


私としては、怒りたかったのですが、なにしろ相手は「美し過ぎる検査技師」さん。思わず「首筋の所に噛みついて、血を吸ってよ!」と言いましたが、これ、セクハラになるのかな?と思っていたら、「今、昼ですから・・・」との返答。ということは彼女、本当に吸血鬼なのか?冗談でいったのか?近いうち「夜の診察室(昔の映画の題です。主演、松坂慶子さん)」に出向こうかと・・・

意外と、ウソのような本当の話だったりして・・・




2019年9月 1日 (日)

「三体」~劉慈欣著

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中国人によるSF小説です。アジア圏初のヒューゴー賞長編に輝いています。スケールがデッカくて面白い小説です。

中国小説というと、「三国志」「水滸伝」「西遊記」等々があり、これも面白く10巻ばかりの本、一気読みをしました。


さて、中国のSF小説というとなんとなく?という気がするのですが、考えれば、西欧人から見ると日本人のSF小説?ということになるのでしょうが。


この小説、文化大革命から始まり、謎の巨大パラボラアンテナのある施設、VRゲームの「三体」、世界的な科学者の相次ぐ自殺、人類に絶望している団体「フロンティア」、そして「三体」とは、ということなのですが、最初は話が繋がらないものの、筆力があるので引き込まれて読むことができます。中頃からこの関係が明かされてきますが、意外や意外です。


科学的な説明がありますが、私、文系なのでよく分かりませんが、ここは、小説にリアリティを付けるものだと割り切って、「なるほどね~」と頷きながら読めば、なんとなく分かったような気がするので、科学に弱い方もこの手で・・・・


さて、筋立てをご紹介すれば読むときに興味をそぐので(というより、面倒くさいので)書きませんが、目次を読んだとき、あ!これいけるな、と思ったので、目次だけの紹介にします。


第一部 沈黙の春

 1 狂乱の時代 一九八六年、中国
 2 沈黙の春 二年後、大興安嶺
 3 紅岸(一)
第2部 三体
 4〈科学境界〉 四十年後
 5 科学を殺す
 6 射撃手と農場主
 7 三体 周の文王と長い夜
 8 葉文潔
 9 宇宙の輝き
 10 史強
 11 三体 墨子、烈火
 12 江岸(二)
 13 江岸(三)
 14 江岸(四)
 15 三体 コペルニクス、宇宙ラグビー、三太陽の日
 16 三体問題
 17 三体 ニュートン、ジョン・フォン・ノイマン、始皇帝、三恒星直列
 18 オフ会
 19 三体 アインシュタイン、単振り子、大断裂
 20 遠征
第3部
 21 地球反乱軍
 22 江岸(五)
 23 江岸(六)
 24 反乱
 25 雷志成、楊衛寧の死
 26 誰も懺悔しない
 27 エヴァンス
 28 第二江岸基地
 29 地球三体運動
 30 二つの陽子
 31 古箏作戦
 32 監視員
 33 智子(ソフォン)
 34 虫けら
 35 遺跡

コペルニクスとか、始皇帝とか、アインシュタインとか目次を読むだけでも、なんとなく読みたくなるでしょう(^_^)v。


最後は地球危機一髪なのですが、この本は3部作になっており、次作が2020年に刊行予定で、早く読みたいものです。なお、訳者の大森望さんのあとがきもなかなかの読み物です。


中国人のSFだからあまり売れてないだろうと思っていたら、いつもの田舎の本屋さんに平積みになっていて、意外と売れているんですね。




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