「喫煙」昰か非か?「禁煙」昰か非か?
5月12日の長崎新聞。長崎大学が2019年から教職員募集で喫煙者は採用しないようにしたそうです。また、大学病院では08年から敷地内禁煙を実施しているそうです。
これについて、敷地内禁煙のため敷地外で喫煙をし、近隣住民から苦情が寄せられているそうです。また、某大学准教授は「個人が幸福を追求する権利を尊重するよう求めた憲法13条を『侵害する恐れがある』」と懸念しているそうです。
実は私もタバコは吸っていました。一日100本。学生時代、金がないときは、しんせいなど、いがらっぽいものを吸い、就職してからは金があったので、ピースを吸いました。通勤途中、ピース缶を2缶買って両方のポケットに入れ職場で吸っていましたが、3年もたつと私の上の天井は煙で茶色っぽくなっていました。なお、家では(独身時、今やると確実にカミサンから追い出されます)パイプを吸っていました。
いわゆるフィルタータバコは吸ったことがありません。なぜなら、タバコはニコチンとタールが旨く、それをカットするフィルターは邪道だと思っていたからです。
タバコの本もかなり集めました。パイプは20本近く集めました、上のパイプは北欧のパイプ作り職人さんが作ったハンドメイドで、かなりのお値段です。ライターはもちろんジッポーで、今のようにゴタゴタ模様の入ったものではなく、無地のスッキリしたものです。今では、仏壇のローソクの火を付けるのに使っています。
ところが、30半ばで体調が悪くなり、夜も胃が痛く寝られない状態が続き、これを機にタバコを止めました。その折り、持っていたパイプは2本を残し(死ぬとき最後に吸うつもり)全部人にあげました。
タバコを止めるのには苦労しました。3年くらいは、夢にタバコが出て来て、夢の中でもタバコの匂いがしました、マジ。5年くらいまでは「タバコを止めました」ではなく、「休煙中です」と答えていましたが、いつ再び吸い始めるかは不安の毎日。10年たって、やっと「タバコを止めました」と胸を張って言うことができるようになりました。
さて、本論です。
某市の教育委員会学校教育課の喫煙をしている二名が話をしていました(校長、教頭クラス)。
「禁煙、禁煙っていってるけど、自分でタバコを吸って肺がんになって死ぬのも、自分の事だから自由じゃないか」
まったくそのとおり、自分でタバコ吸って肺がんになって死ぬのは、勝手。
ですがね、肺がんになったらどうします。病院に行くでしょう。手術しますね、抗がん剤など打って治療しますね。で、治療費は全額負担でしょうか?個人の一部負担で、あとは「国民健康保険等から払う」と言うことになります。
昨日、皮膚科に行ったところ、医療総額が1410円、国民健康保険からの支払いが987円、自己負担が423円(70歳以上の計算)。この、国民健康保険から支払われた金額は、私たちが納めているものです。
肺がんの手術、治療費はこれどころではないでしょう。体に注意して病気になるなら、仕方の無いこと。この方に支払われるなら納得ができます。
教育委員会学校教育課のお二人は、「自分でタバコ吸って肺がんになって」と言っているので、タバコと肺がんの関係については十分知っている事と思います。こういう方には、私たちが収めたお金は使って欲しく無いですね。全額自己負担していただくか、病院に行かないなら結構ですが・・・これくらいのこと、学校の校長、教頭が分からないのですかね、まして、学校では禁煙教育をしているのに。
某大学准教授さんが「個人が幸福を追求する権利」云々と言っていますが、大学病院の外で吸っている人、回りが迷惑をしていることは「個人が幸福を追求する権利」を妨害しているのではないですかね。この程度で大学の准教授とは笑わせる。
さて、最近、腹立つことが多く(歳とったら気が短くなって)、対支離滅裂な文章になってしまいましたが、以前は1日タバコ100本+パイプタバコを吸っていた、超タバコ愛好者の私が、反省を込めながら書いてみました。
再度書きますが、タバコを吸うのは勝手。ただし、人に迷惑をかけないように。肺がんになったら、病院に行かないか、全額自己負担で。
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