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2019年5月17日 (金)

「キマイラ14 望郷変★夢枕獏著」~一気読み

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やっと出ました、「キマイラ14 望郷変」。

"13巻 堕天使変”が出たのが1018年3月。で、この前はチェックするのを忘れ読んだのが4月25日。

今回は、予約をして到着が6月頃になっていたのですが、着いたのが今月16日で一気読みしました。


今回の序章には、不死を求める始皇帝と余市、そし余市が連れてきた”赤”。”赤”はなんと始皇帝を殺してしまうのですが、この”赤”については、一番最最後の章に出て来ますが、今までの物語と微妙に関係をしてきます。


さて、本論の方ですが、ルシフェル教団に捕らえられた織部深雪を、主人公の大鳳吼と九十九三蔵が救出に出かけますが、ここで菊池 良二に出会い戦いますが、無事逃げる事が出来ます。


が、大鳳吼と九十九三蔵をつけていた龍王院弘とフレードリッヒ・ボックが出会い、戦いますが、前回はフレードリッヒ・ボックに破れた龍王院ですが・・・ですね。この部分の格闘技の駆け引き、格闘技好きの人には最高に面白いです。


そのほか色々ありますが、「キマイラ」の秘密が長い物語を通じ段々と明らかになっていきます。


ここまで書いてきて、分からない方には全然からなかったと思いますが、好きなものは好きなので、一応書いてみました・・・m(_ _)m


さて、夢枕獏さん「『陰陽師』などを、五七五でやってみようと。」思い、俳句に取り組んでいるそうで、「今は、もっとシンプルに、俳句を『世界で一番短い定型小説』として、作ってみたいと思っているのである。」ということで、七句ほど紹介してあり、大したことないだろう思ったら・・・


・湯豆腐を虚数のような顔で食う

・沈むなら五月の森の難破船
・秋の指青き乳房の贄となる

と、現代俳句ですね。本格的な。さすが夢枕獏師匠。

後書きに「あと一息、二息だ。」とは書いていますが、この人の”一息”は長いから、あと何年かかるのか。餓狼伝も進まないし、東天の獅子はどうなっているのか?どこかの雑誌で連載をしているようですが、ダラダラ読むより一気読みの方が性に合うので、単行本になるまで気長に待つつもりではありますが・・・


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コメント

最近は存在を忘れそうになった頃に発行されるんですね(^^;
龍王院弘は「蒼獣鬼」以来の登場なのでこれは読まない訳にはいきません

>心づくしさん
読んでて、あれ、前巻はどうだっけ?と、思いだし、思い出し読みました。龍王院弘、成長めざましいものがあります。
とにかく、死ぬまでのお付き合いだと思って読んでいます。

以前の本をちょっと確認したら龍王院弘が登場したのは「蒼獣鬼」じゃなく「崑崙の王」でしたね<m(__)m>

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