古絵ハガキに見る、昔々の「長崎県庁」

大波止から県庁を見た所で、赤の矢印が昔の県庁。道の真ん中を人がゾロゾロ歩いていますが、この頃はまだ自動車が少ないとが分かります。
絵はがきには(昭和10.9.2日要塞司令部検閲済)となっていますから、昭和10年頃の写真だということが分かります。
青の矢印が現在の文明堂総本店かな?とは思っているのですが・・・
現在は大体こんな感じ。赤い矢印が旧県庁(現在県庁は移転をしています)。青い矢印が文明堂総本店。
こちらが見慣れた県庁ですが、新庁舎ができたために閉鎖されています。1953年に竣工。ただ、業務が多くなり、上に継ぎ足したり、他のビルを借りて、業務、会議などを行っていました。

さて、気になったのが「文明堂」。下の写真が「大波止支店」。古い文明堂の長崎案内のパンフレットに載っていましたが、三階建てです。残念ながら、年代は分かりませんが、昭和3年大波止支店を新築し本店にしたそうです。
と言うことは、上の写真は昭和10年ですから、やはり文明堂本店だと推察されます。看板がありますが、残念ながら字は読めませんでした。

で、この大波止支店どこにあったというと、パンフレットの地図に「文明堂」と書いてあり、県庁の下の方で、上の写真は青丸印(電車の大波止)の所から撮ったと思っていたのですが、道路には線路みたいなのはありましたが、電車は上にパンタグラフがあり、電線に接しているのですが、電線が見えないんです。写真を撮った場所がどこか、迷いますね。
多分。文明堂の名前の印は電停の角っこにはありません。と言うことで、このパンフレット昭和3年以前のものだと推察されます。総本店もこの頃は、少し離れた所ですね。

と言うことで、電話で聞いた方が早いかなと思って、パンフレットを見たら、大波止支店の電話が「電話三四三」と書いてあったので、☎しましたが、通じませんでした。
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