「チキンラーメンの女房」~NHK朝ドラ「まんぶく」のモデル
「半分、青い。」はドラマをノベライズしていましたが、こちらの本は、チキンラーメンを作った夫婦の伝記になります。
とはいっても、ドラマのモデルにはなっていて、3人姉妹、ホテルに電話交換手として採用され就職したのは事実です。とはいっても、原本どうりだったら、一つの悲劇が起こりますが、ドラマではどうなるかはわかりません。(ネタバレになりますから書きませんが・・・)
福子さんと、ご主人の百福さんは、実際には28歳と35歳で結婚をしていますが、これから大変で、事業を興しては倒産の繰り返しになります。
最終的には「チキンラーメン」を作るのですが、お湯をかけて麺を戻すことのヒント、カップラーメンを作る苦労などが書いてあり、なぜ「『チキン』ラーメン」で「『ビーフ』ラーメン」でも「『ポーク』ラーメン」でもなかったか、よくわかりました。
インスタントラーメンが発売された頃、うちの親父が物好きなので、買ってきて食べら「マズ~」だったのですが、数年たって買ってきたら、「ウマ~」に変わっていました。
私も学生時代には、よく食したもので、多分このインスタントラーメンがなかったら、飢え死にしていたと思います。
昨日、何年かぶりに食べてみたら、やはり味が変わっていて「激ウマ~」でした。日進月歩の研究の成果でしょう。
なお、この本の編者は、ラーメンを発明した、安藤百福氏の「安藤百福発明記念館」ですから、少し、よいしょ気味かなと思う部分もありますが、百福氏の含蓄に富む言葉「発明や発見には立派な設備や資金はいらない」なども書いてありますから、起業家を目指す方はご参考に。
この夫婦の七転び八起きの人生が、TVでどう表現されるのか、まだ、3回見ただけですが、「半分、青い。」ロスの私には、少し希望が出てきたようです。
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