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2018年9月 1日 (土)

「本を二冊ばかり」~「宿命★原雄一著」「孤霊の檻★廣嶋玲子作」

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■「宿命」

「宿命」は1995年3月30日に起こった、國松警察長官狙撃事件を扱ったもの。

この事件は時効を迎え、犯人については諸説あり、以前、鹿島圭介著「警察長官を撃った男」を紹介しました。

犯人の一人として疑われたのが、オウム真理教に入信していた警察官。公安部はこの警察官を犯人として固執します。

それに対し、別の事件で逮捕された、中村泰(ひろし・当時74才)を容疑者として追うのが、警視庁、愛知県警、大阪府警の三都道府県の捜査一課。

作者の原氏は、実際に中村容疑者の尋問を行い、拳銃の入手先を洗うためアメリカまで捜査に行っています。

公安部と刑事部の対立、時によって協力。上層部の異動による方針の変更。中村容疑者の尋問の駆け引き。迫力があります。

この事件については、数冊の本、TVで取り上げられていますが、今回、9月2日にNHKでドキュメンタリーとして、9月8日にドラマとして放送されます。

読んでから見るか、見てから読むか、どちらにしますか?

■「孤霊の檻」

本の表紙を見た途端、え!こんなのが小学生の読書感想文の指定図書と思いましたが、「読書感想文」ではなく「読書感想画」でした。

私たちの小学校の時は、このような本、多分、指定図書にはならなかったでしょう。

「読書感想文」については、読んだ本の感想文を書かせるのは、子どもの負担になり、読書離れの原因になるのではないか、ということで、下火になっています。

本の内容については、募集要項に書いてあるので引用すると

「冨と権力をほしいままにする阿豪家。その繁栄は、屋敷にとらわれた『孤霊あぐりこ』の力に支えられていた。あぐりこの怒りをおさえるため阿豪家にやってきた少女、千代。解放されることをせつに願うあぐりこと、あぐりこに同情する千代。心を通わせた二人は、阿豪家からの脱出計画を企てる。厳重な阿豪家の警戒をかいくぐり、追っ手を振り切り、二人は美しい故郷の森に帰ることができるのか・・・。妖しくもせつない少女たちの物語。」

という事なのですが、小学生向きの本かと思ったら、これが意外と面白く、一気読みしました。最近の子どもの読む本と、私たち世代が読んだ本の違いがよく分かりました。

ただ、募集要項の「読んだ本のどんな点に感動したか、作画の動機または作画に当たっての工夫、苦心したことなどを原稿用紙200字程度にまとめて作品の裏面に貼って下さい。」ですね。

無理して、動機だの工夫だの苦心だの書かせると、読書感想文の二の舞になるのではないかと思うのですが、もっと子どもの感性に任せて良いのではないかと感じました。
要するに「面白かったから」で良いと思います。



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