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2018年6月27日 (水)

「長崎 出島カレー」を食する

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「鯨」。懐かしいですね。昔は「お肉」といえば「ク・ジ・ラ」のお肉でした。学校給食にも、鯨の竜田揚げがよく出ました。家で、「今日はビフテキだよ」というと、鯨のお肉でした。

最近は、鯨が少なくなったとかで漁獲量が減らされ、いつの間にか高級食材になりました。

さて、昨日の「あさイチ」で、各地のレトルトカレーが紹介されていましたが、買い物ついでにカレーコーナーを見ると長崎産も結構あります。「まぐろカレー」「あごだしカレー」「イカカレー」、贅沢に「さざえカレー」。

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その中で、”長崎新三大土産”ということで、「長崎出島 鯨カレー」がありました。
で、正式名称が「鯨咖(カ)レー」なのですが、この「レ」が「口」に「厘」の字を書くのですが、パソコンで変換できない。辞書にも無い。

で、私、しつっこいので「大正貳年壹月十日再販」の「新撰いろは字典」を引いても無い。だったら、料理の本を、という事で、「明治四十二年再版」の「家庭徳用料理 洋食五百種(実際には508種)」、著者が、宮内庁大膳職包丁・赤堀吉松氏、在巴里・赤星峰吉氏、東京女學館教授・赤堀菊子氏、とこの本を見ました。

本を読んで見たら、残念ながら、「ライス・カレー」「インヂアン・カレー(印度のライスカレー)」と言うことで、日本語では書いてありませんでした。

もっとも最近は、子供の名前を当て字で書いたり、昔の古文書を読んでも当て字が多く、まあ、それで良いのだ~、ということで、良いかな、と。

会社のホームページをみたら、ロゴ以外は「くじらカレー」「鯨カレー」となっており、多分会社のパソコンでも文字変換ができなかったのでしょう。

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パッケージの説明には、「江戸時代、長崎の出島は日本の貿易の窓口として繁栄し、捕鯨は大きな産業でした。オランダ商館の医師シーボルトも鯨料理を食べたと記録されています。(以下略)」。お~シーボルトさんも食していたのですね。

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缶入りだから、缶切りがいるなと思って捜したら、カミサンがどこかに隠したか、ありません。ところが、箱をあけたら、長崎県人は優しくて、気がきくじゃないですか、プルタブ形式で、これなら缶切りもいらず、簡単に開けられる。

それで、お味ですね。高級食材ですヨ。昔を思い出しながら、しっかり噛みしめながら、食しました。あ!鯨のお肉は、贅沢にも大きいのが二つも、ゴロッと入っていました。

若い方は、鯨を食べた人が少ないと思いますので、一度はご試食を。




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コメント

「咖喱」は「カリー」ですかね(^^;

本来的には「リ」でしょうが、パッケージ、お店屋さんの説明では、「カレー」になっており、お店屋さんの表現を尊重しました。

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