なんで間違った?
大阪毎日新聞社編の、毎日年鑑の附録で、全国鉄道地図。
少し、広い地図になりますが、見ていると面白く。
九州と四国のアンバランスなのはまだしも、右の地図の三角形のところ、北海道です。紙面の関係で、デフォルメするのは分かるものの、ここまでやるか、という感じ。
「水晶観音」は上の「森山」あたりで、地図上では少し違和感。無理して描いた感じがします。
「口之津鉄道」はのち「島原鉄道」と合併します。1926(大正15年)に島原湊~南有馬間開通、1928(昭和3年)加津佐まで開通。平成20年に廃線。
丸のところ、刀がかいてあります。島原ですから、「島原城」?「沖田畷」?。「沖田畷」は龍造寺VS有馬晴信+島津家久の合戦場。
さて、他にも間違いはあるものの見ていると、なにか変。一番上の写真、もう一回見て下さい。
変な所、アップで撮ってみます。これで、分からない方は、「ボーッと生きてんじゃないよ!」とチコちゃんに叱られます(NHKの放送です)。
年号の所ですね。「大正十六年」になっております。大正はご存じの通り「十五年」までです。
で、よく考えてみるところが、「ボーッと生きていない」ワタシの長所でありまして。
大正は「1926年(大正15年)12月25日」までで、以後「昭和」になります。ですから、1926年は、「大正」と「昭和」の年号が交代する年になります。
それで、端っこの方を見ると「大正十五年九月二十五日印刷 大正十五年十月一日発行 大正十六年『毎日年鑑』附録」になっており、カレンダー、手帳等、新年に使う物は夏頃から印刷をはじめます(印刷関係にいたので、ここらあたりは良くわかります)。
まさか大正天皇が崩御されると思わず、「大正十六年」にしてしまったのでしょう、と推理します。
さて、もうすぐ、天皇陛下が皇太子殿下に譲位されますが、年号をそのまま「平成」にするか、「即位と同時に改元」するかの議論もあるようですが、早くしないと「大正十六年」の二の舞を踏む、かもですね。印刷会社さんも早く決めないと大変ですよ。
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