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2018年5月 8日 (火)

「2×3≠3×2」?~超算数


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「ビッグコミックオリジナル」。私の愛読書で、「深夜食堂」、第1回から、これいいな、と思ってたら映画までなってしまいました。「黄金流星群」、私にも、このような出来事があればと、淡い期待を持っているのですが。「ハマちゃん」、昔の無責任男などを思い出します。「風の大地」、ゴルフをやっている方に聞いたら、読んでる方、多いですね。他、いろいろありますが、今日は、栗原裕一郎氏のコラム「『超算数』をご存じだろうか」です。

文が長いので、少し省略して書くと。

「ウサギが3羽います。ウサギの耳は2つずつあります。耳は全部でいくつでしょう。式はどうなりますか?」

「3×2=6」は間違い、「2×3=6」が正解。

先生曰く、「『3×2だと、耳が3本生えたウサギが2羽、ということになるよ』といい異形のウサギの絵を見せたと、ある」、と、これ、2011年1月17日付けの「朝日新聞」に記事が載ったそうです。

要するに、「『掛け算には順序があり、入れ替わると意味が変わってしまう』というのがこの授業の主旨であり、掛け算の交換法則は否定されてしまう。」ということです。

ですから、2×3=6が正解で、3×2=6は間違い。なんか、国語と数学の解釈の違いみたいで、「数学」なら、2×3=3×2、でも良いような気がするのですが。

なお、この「掛け算の順序」の問題は1950年に登場。マスコミが「掛け算の順序」問題を取り上げたのは1972年だそうです。

なお、「超算数」については、「小学算数には『掛け算の順序』のほかにも謎の決まりがいくつもあり、子どもたちに強要されている。『超算数』とは、小学算数に蔓延する奇妙なローカル・ルール全般を指した言葉なのだ。」そうです。なお、超算数については、ネットでも論議をされているそうで、興味のある方はググって下さい。

なお、わたしも「「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 数学編 文部科学省」を読んで見ましたが、これが何とも難しく、「算数編」だけでも400頁、これに「国語」「社会」「理科」等々、まして「英語」が加わります。この「指導要領」を先生方が全部目を通して、チェックして、指導方法を考えていると、子どもと遊ぶ時間なんて無いじゃありませんか。

子どもを育てるには、子どもと遊ぶのが一番。私たちのころは、雪が降ると授業は中止で、先生と一緒に、山に登って遊んでいたのですが・・・ですから、私みたいに、立派な人間ができたのです。

栗原さんは、子どもができたばかりで、「自分の性格からすると絶対学校と揉めるなあ・・・」と書いていますが、皆さんも機会があったら、「学習指導要領」を読んで見て下さい、生半可なものじゃないですよ。狂います。

ですから、子どもが「3×2=6」と答案に書いて×を、貰ってきても、学校とは揉めないように。学校の味方をするわけじゃありませんが、「学習指導要領」はひどいですよ。日本の教育は、段々ダメのなるのじゃないかなと感じた次第です。



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