「樂(らく)」~特集 島原半島
いつものように、というより毎日ですが、本屋さんに行って、帰りがけ出口(入るときは、入口)をみると、少し特集コーナーが作ってあり、見ると「樂(らく)」という雑誌が置いてあり、知ってはいたのですが、普段は買ってなかったものの、見ると「島原半島」という文字が目に入り、またもや衝動買い。
中身は、最初が寺井邦夫氏のお話。
島原半島の地質にかけては、右にも左にも出る人はいません。で、最初の出だしが「島原半島は今も引き裂かれている」。ウチのカミサンと私と同じですね。
島原半島の始まりが早崎半島。知りませんでした。と、半島のでき方などを分かりやすく書いてあります。
その中で、千々石について「千々石断層のズレは千々石展望所から一望できます。」とまあ、ここまでは良いのですが、「活断層は今も落ち込みを続けていて、あと二十から三十万年もすれば、断層の南にある猿場山は沈降して島になるでしょう。」
下の写真、鳥居のむこうが「猿場山」。「日本沈没」という小説がありましたが(「日本以外全部沈没」というのもありましたが・・・・)、この山が島になるんですね。ということは、下の方は全部海になると言うことですが、怖いですね。
私、泳げないので、20~30万年後のために、スイミングスクールに通いますか。
続いて、雲仙の「湯守役 加藤家」の歴史について詳しく書いてあります。小浜の管理が本多家、雲仙の管理が加藤家になります。ここを読めば、雲仙の歴史がよく分かります。
あとは、「昔ながらの黒砂糖つくり」。「天草出身の田中丈右衛門が文化十四(1817)年にサトウキビの苗を持って口之津に移住し・・・」とは知りませんでした。
「蜜蜂」。「島原の子守みそ」。「花」。「茶畑」。「有明海」。「ハタ揚げ」。「雲仙ホテル」などの歴史、現在、頑張っている人の事が書いてあります。
最後が「かって島原の人たちが歩いた道(茂木~万才町」。樂右衛門さんと越中哲也さんの現地を見ながらの対談です。
昔から、長崎から島原半島に行くのには、長崎から峠を越え茂木から船に乗って行ってました。前から、わざわざ峠越えをして、なぜ茂木から船で行くのか、長崎港からなぜ行かないのか、不思議に思っていましたが、対談を読むと納得でしました。知りたい方は、本を買って読んで下さい。勉強になります。
あと、世界遺産とか、原城とかありますが、限られたページ数で触れてはありませんでしたが、意外とコアな部分をついて、面白かった。
で、一番上の写真、雑誌と一緒に島原鉄道の応援のためか、島鉄グッズが並んでいて、私、島原鉄道さんに、いささかの恩義がありまして、3点ほど買って参りました。
左は、ルーラーセット。小さい子どもが喜びそうですね。右は、「島原鉄道着 ♡鯉駅長のさっちゃん 幸せのラバーキーホルダー」。TVで先日放送していましたが、島原駅の駅長さん、「黄色の鯉」だそうです。島原市は「鯉の泳ぐ町」として有名です。島原鉄道も、「幸せの黄色いハンカチ」にあやかってか、黄色をシンボルカラーにしているようです。
「パンツ」ではありません「パン2」です。前の部分、扉の絵がついていますが、開きません。ということは、女性が履いてもかまわないわけで、カミサンにあげようかなと思っていますが、これカミサンガ履いている姿を想像したら、一日愉快に過ごせました。アナタも、彼女に如何ですか。絶対に受けます。
もちろん、カミサンにあげたら怒られますよ、「また、こんなバカなものを」。ということで、私が履くことにしましたが、洗濯幾にいれて見つかったら、「アホ」と言われるだろうな。真面目で冗談が分からない人だから。
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