「眠れなくても、まぁいいか」★クスドフトシ著
「どんなに君に会いたくて 眠れぬ夜もいくたびか」とか、「眠れない夜と 雨の日は 忘れかけてた 愛がよみがえる」とか、ゲームが面白くて眠れなかったとか、眠れない事情は、各人あるかと思いますが、私の場合は、歳のせいで眠りが浅くて・・・・
で、TV、本では便秘と不眠症の話題が多く、今や「国民病」の状態。
いつもの本屋さんに行くと、上の本が置いてあり、読みやすく、専門的でもなく、薄い本で、すぐに読めるので読んでみました。
主人公は、夜の動物園の夜間巡視係。多少、不眠症気味。
まず、アヒルに声をかけられます。人間の声で。主人公はビックリしますが、アヒルは言います「だから、ボクだってば、オウムだってしゃべれるんだから、アヒルにそれができて不思議はないだろう?」
アヒルからは、「嫌なことが事が浮かんできてもいいから、口だけは笑ってみる」事を。
パンダからは、寝る前にカラダを、ゆっくり揺らすことを。
ウサギからは、耳を引っ張ることを。
ゾウからは、オレンジの香りをかぐことを。
ラクダからは、よだれを出すことを。
ライオンからは、背伸びして、大きく口を開けることを。
カメからは、呼吸のことを。
キリンからは、「眠れなくても、まぁいいか」ということを。
主人公はその日、ぐっすり眠りこんでしまいます。
最後に、いろいろな動物から学んだことが、どうして、睡眠に有効かと言うことが短く説明してあります。心理学的研究をベースにしてあるそうです。
付録として、「本文朗読音源ダウンロードチケット(54分)」が付いていますから、興味のあるかたは、お試しを。
なお、注意として、「”眠っていけない場所”で音読することは絶対にやめてください」と言うことです。
現在、読んで実践中、3日目。まだ、効果は分かりません。皆さんも、ご一緒にいかが?
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