私としたことが、「キマイラ 堕天使変13」★夢枕獏著発売
「キマイラ」はまだか、「新・餓狼伝」はまだか、「東天の獅子」はまだか、ひょっとしたら、夢枕莫は、くたばったか、と思っていたのですが、「キマイラ」が発刊されていました。
なんと発行が今年の3月30日、私としたことがウッカリ見落としていました。前の12巻が2017年1月30日発刊でした。
さて、前巻の後書きで、夢枕さんは「次の『キライマ堕天使』で、”現在”に戻るはずである」と書いています。が、この本が書かれ始めたのが1982年、今年が、2018年。確かに物語の中では現在に戻りましたが、ですね。
一九九五年十二月
この頃、携帯電話はすでにあったが高校生で持つもつものは少なかった。
と書かれており、なお、
八月三十一日ー
明日から、西城学園の二学期は始まる。
と言うことで、この物語、一九九五年の夏のことになります(少し、おかしいな?まあ、どうでもいいか、細かいことは気にしない)。同じく前巻で「あと、3~4巻で、『キマイラ』は完結する(させる)つもりで、毎月書いているのだが・・・」とは書いていますが、とても終わらない感じです。ここまで付き合ったので、最後まで付き合うつもりですが、人には寿命があります、からですね。夢枕獏さん六七歳。
夢枕さん引っ越しをして、仕事の多くを、四ヶ月ばかり、さぼってしまったそうですが、あとがきの最後に
急げ。
急げ。
書くぞ、書くぞ。
これからは、残りの一生、狂ったように書きたい。
これが、ぼくの望みである。
書きながら、死ぬのでいい。
とは書いていますが、死ぬのは、「キマイラ」「新・餓狼伝」「東天の獅子」を完結してからにしてもらいたいものだと思います。もっとも、私が先に逝ってしまうかもしれませんが・・・・
なお、織部深雪さんは、まだフリードリッヒ・ボックに捕らわれたままで、九十九三蔵と大鳳吼が助けに向かって行くところです。
「『キマイラ』は、あと数巻で、完結するはずである。そう思って、今、書いている。そのための準備を、少しずつ始めているのである。」と言うことで、期待したいところです。
今日の話が分からない方は、図書館で第一巻から(買うと巻数が多く高くつきます)借りてきて読んで下さい。とにかく、面白いですよ。
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