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2018年3月 7日 (水)

「地方伝承文化」について考える



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最近ボケたのか、買い物行ったら道を間違え、久しぶりに近道をしたら、上の写真のようなところがあり、あれ?こんなのあったっけ、ということで見ると、立派な説明板と標柱。

「字石 鼻穿石(あざいし はなぐりいし)」とあり、何のことだと思って、説明板を読んだら下のような事が書いてありました。長いので、要約すると。

大昔この地が入江であった頃(注:諫早市森山町~雲仙市愛野町、今、自動車で走っている所は大昔は海で、山際まで海になっており、その後ほとんど埋め立てられた土地です)鼻ぐりに小舟を繋いだ等の諸説があるそうです。・・・この石の袂で休息や日よけ、雨宿り、農作時には馬を繋いだりと、地域住民と密接な関係があったそうです。地籍でこの名前(鼻穿石)が、ここの字名になったそうです。ということで、「字石 鼻穿石」ということです。

で、この標柱と説明板、行政か地区で建てたのかと思ったら裏をみたら、個人の方が建てられみたいでした。

この付近はジャガイモで有名な愛野町で、昔は牛馬を使い、牛なども繋いで、みんなで休息時には集まって話などして楽しんでいたのでしょうが、現在はトラックター、植え付けも、収穫も機械を使い段々と現代化され、この「鼻穿石」の意味も分からなくなってしまうので、標柱と説明板を建てられたのでしょう。


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この標柱が建てられたのが2017年ですから、昨年の事ですね。
隣には、「招霊木」と書いてあって、まだ、小さな木ですが、大きくなったら、昔のように、日よけ、雨よけ、休息時の集いの場になるのではないかと思いました。


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こちらは、千々石の「チン(チヌ)釣り石」で、手前の説明の石碑に史談会からの説明が書いてありますが、カッパさんと、説明の石碑は個人の寄贈です。
「チンつり石」については以前説明しているので→こちらをクリック


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千々石から小浜行く道、千々石少年自然の家に行く裏道があります。入り口に「足形石」の標識があり、現場にも「あしがた石」の標識があります。後ろの石が「あしがた石」です。

いわれも書いて無く、郷土史にも載って無く、何の「あしがた石」でしょう?ここらあたりでは、「みそ五郎(味噌五郎)のあしがた石」というのは、あちらこちらあるのですが、その一つとは思いますが・・・


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現在、おじちゃん、おばあちゃんとの同居が少なくなり、また、学校の先生の広域人事で、地元育ちの学校の先生が少なくなり、昔話を聞く機会が少なくなりました。昔話を知っている人も超高齢者になり、昔の話を知っている方も減少しています。

世界登録遺産遺産も大事ですが、このような、足下に転がっている話を大事にしていかないと、いつかは、世界登録遺産など観光を目的にした場所だけが残って、地域文化が無くなっていくなと、恥ずかしながら、この歳になってやっと分かってきました。



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コメント

sugikanさんへ

いつも楽しく拝見しております。
心暖かいメッセージを添えての掲載ありがとうございます。
実は転勤尽くしのサラリーマン生活を2年程前に終えて、故郷に戻ってまいりました。
地域住民の方達から字石を大事にしたらとアドバイスを受けて、一念発起し整備致しました。
雲仙市の広報誌やひまわりテレビでも紹介され、鼻穿石も喜んでいるものと思っております。
地域のシンボルとして後世に伝えていければ本望であります。
これからも元気の出る話題発信を宜しくお願い致します。


コメント、ありがとうございます。
たまたま通りかかったら、愛嬌のある岩があり、あれ?と思い寄ってみたら、上に書いたようなことでした。
多分、この道、何回か通った事があったと思いますが、その折は鼻穿石が整備されて無く、気づきませんでした。でも、こうして整備してあれば、目立っていいですね。
説明まできちんと書いてあると、後世に言い伝えを残すものとして、すばらしいと思いました。
今、昔の事を知っている方が少なくなりました。足下の文化を見直すことが、必要な時期では無いかと思います。

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