「センゴク権兵衛」第10巻発売~宮下英樹著
今日、本屋さんに行ったら置いてあったので、買ってきました。
センゴク権兵衛ですが、前巻で九州の平定にいきます。もちろん相手は島津になります。前に書いたように、島原半島、諫早関係の諸侯が出てくるかと思っていたら、影も形も出ないので、(最後まで出ないだろうな)今回は簡単に。
一見有利にみえた、秀吉軍ですが、そこは島津。簡単には負けないと言うより派遣された軍勢は、まったくの敗北です。「戸次川合戦」です。
島津家久軍は下図のように桑名を落とします。まさに、鬼神の如く、討伐軍を攻め立てていきます。
なお、渦巻きを描きながら、十河、信親を落とし仙石に襲いかかり、仙石は一応退却をしていきます。
「仙石権兵衛・元親は心は猛く思へども 手廻り五,六十騎ばかり引具し 戸次川をさして引給ふ」と言う状態で、命からがら逃げ帰ります。
というのが今回の物語で、合戦の部分が主な描写になります。戦いの作戦、駆け引き、戦の心構えなど良く描けています。とくに、仙石秀久が逃走するときに、いかなる、気持ちを持っていたのか・・・
学校の教科書も、このように描いてくれれば分かりやすく、興味がもてるのですが、今の文科省では無理だな。
(図・文は「センゴク権兵衛 10巻」より引用)
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