「センゴク権兵衛」第9巻発売~宮下英樹著
いよいよ、秀吉の九州平定が始まり、目的は島津になりますが、当初の配置図は下の通りです。
千石秀久のものと、諸侯が結集するわけですが、キーポイントの鶴賀城城主、利光鑑教(あきのり・宗魚)は、あっけなくも矢の狙撃で落命。将棋と一緒で、王将が取られるとアウトになります。
これを何とかしようと、千石軍は頑張りますが、島津軍が一歩上で、敗北します。
と言うようなことはどうでも良く、私としては「沖田畷」の戦いの、有馬晴信が見たかったのですが、シカトされました(島原半島に住むものについては気になっていたのですが・・・結果は分かっていても)。
あと、秀吉の九州平定に際し、九州の諸侯を集めますが、これに答えなかったのが、諫早の西郷氏。理由は、様々あるようですが、これについては別に書いてみようと思います。
さて、秀吉は自分に参加しなかった西郷氏の領土を、佐賀の竜造氏に、取っても良いよ、と言うことになりますが、西郷氏も安々渡すわけで無く、戦闘になりますが、結局龍造寺の勝ちになり、龍造寺の領土になります。
と言うことで、ここのところどう描かれるかですが、多分シカトだな。
長崎の村山等安が、佐賀の名護屋城で秀吉に謁見しますが、名前を聞かれ、クリスチャン名「アントン」と申します、と言ったところ、今日から「等安」と名乗れと言われたそうです。
長崎カステラで、最近「糖庵」と言うのが発売されましたが、、「等安」にちなむものでしょう。
ここのところ、どう描くか期待していますが、これもシカトでしょう。ということで、九州の部分が終わったら、私の「センゴク権兵衛」もそろそろ終わりたいと思います。
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