「日航機123便 墜落の新事実 目撃者から真相に迫る」~青山透子著
モリカケ問題にしても、福島原発にしても、データー偽造、隠蔽、消失と全くいい加減なもので、政府、官僚に対しても、不信感を持つものですが。
日航機123便、御巣鷹山に墜落した飛行機で、2017年、33回忌を迎えたそうです。いまや、その日だけ、ニュースで少し放送して、はいおしまい。随分風化した感じがあります。
この事故に関しては、色々な噂が流れ、数冊の本が出ました。帯の後ろ側に森永卓郎氏氏が次のように書いています。「今までの陰謀説とは明らかに違う!学者が論文を書くスタイルで、根拠を明らかにして、証言を集め、事実を積み重ねている。僕が今もっとも注目する本。隠された真実がここに。」
この事故の原因は、圧力隔壁修理ミスが原因だとされました。が、「ボーイング社で修理を担当した人の写真が別人であったり、ボーイング社の技術担当者による作業指示書に関する写真も(圧力隔壁の)接続部分ではなく隔壁、外板を取り付ける写真であったことだ。また、修理者の氏名が不詳という点や、ボーイング社が『修理ミス』だと思っていない」という杜撰さです。
なお、墜落場所に関しても、救命に関しても、「上野村の村長が中央政府や県に墜落場所を連絡しても報道に反映されず、村民がNHKに電話をかけて場所を教えても『有り難うございます』と答えながら墜落場所は長野県と報道していた。」ということで、「・・・報道関係のトップも何らかの指示を受けていた、または知らないままに自衛隊側からくる情報を鵜呑みにしていたことになる。」ということですが、あれだけヘリコプターなどが飛んでいれば、NHKもヘリは持っていたはずなのですが。
救急に関しても、習志野駐屯地の第一空挺団(米軍)も待機準備をしていたのですが、「日本側が救助に行っていたから」という命令で帰還したそうです。
なお、東京消防庁でも、準備をし、待機していたそうですが、「政府は何を根拠に断ったのか、認識不足も甚だしいと思う。」と、息子さんが東京消防庁に勤務され、この事故で逝去された方の、お父さんが書かれております。何となく、不自然な政府対応ですね。
さて、複数証言として、この123便がとんだ後、赤い物体が飛んで、また、ファントム(Fー4EJ)が2機飛んでいったそうですが、「各航空会社の現役機長が語る事実として、フライト中、かなりの頻度で自衛隊機に仮想敵にされて追跡された経験を持つという衝撃の証言出会った。」そうです。
米国のトランスワールド航空800便墜落事故の事故調査にあたった元NASR職員や調査員6名が、1013年6月9日記者会見を行い、「事故調査報告は嘘であった」という衝撃委的発言を行い、多数の目撃者より、「ミサイルよる誤射の可能性が高い」ということだそうです。
作者は、「人命救助よりも大切だったのは赤い物体か?」と、暗にミサイル説を採っていますが、時間的な流れから見ると、確かに、「赤い物体」の処理を先行したことが伺えます。
なお、遺体は普通の飛行機事故の遺体と違い、完全燃焼だったそうです。これも、疑惑の一つだそうです。
さて、政府、官僚はあてにならず、マスコミは、政府の意見の垂れ流し。我々も自分の頭で考え、判断することが必要だと感じました。
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