「あるかしら書店」~ヨシタケシンスケ著・絵
この本、売れているらしく、2017年6月20日 第一刷発行、2017年7月28日 第五刷です。
舞台は「あるかしら書店」、主人公の名前は書いてありません。「店のおじさん」です。お客さんが「『ちょっとめずらしい本』あるかしら・・・?」とか、「『本にまつわる名所』の本ってあるかしら?」とか、なんとなく難しい本を探す人が来ますが、店主さん、「ありますとも!」と数冊の本を持ってきますが、その本の紹介をしてあります。
「ちょっとめずらしい本」、「本にまつわる道具」、「本にまつわる仕事」、「本にまつわるイベント」、「本にまつわる名所」、「本そのそのものについて」、「図書館・書店について」、各々、数種類の本が紹介してありますが、もちろん本当にある本ではなく、作者の想像の本ですが、これが面白い。
1番気に入った本ですか?1番好きな本はもったいなので、2番目に好きな本を紹介すると・・・・
「本にまつわる名所」のなか、「お墓の中の本棚」
1年に一度のお墓参りの時、お墓が開くようにできていて、その中に、本が好きだったあの人が良く読んだ本、影響を受けた本等が入っていて、その中から一冊を選び、代わりに、天国のあの人に読んでもらいたい本を一冊、お墓の本棚に入れて帰ります。持ち帰った本は、お参りにきた人が読むわけですが。
さて、これ良いなと思ったので、石工さんに相談に行こうと思ったのですが、考えてみれば、ウチのカミサン、全然本を読まないので、せっかくのグッドアイディアですが、あきらめました。
この本の中で、1番好きな本ですね。人それぞれなので、皆さんも「あるかしら書店」を読んで、好きな本を選んでください。でも、こんな本屋さんがある町って良いですね。
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