人バスを押す・・・・
ボンネットバスですね。昔はこの型ばかりでしたが、また、最近レトロバスとかで観光地を走っているようです。
高齢者の方(私以上の)と話をしていると、昔はバスの馬力が弱く、特に雨の時は坂を登れず、乗客全員で押したという話を聞いたものでした。
この写真はバスがエンコした時、乗客が押しているものだそうですが、奇跡的な写真といってもよく、第一にバスがエンコしたこと、そして第二に、何より当時は高価だったであろうカメラを持っていた人がいたことです。今では、スマホで誰にでも撮れますが。
時代的なことを考えると一番最初の人物。背嚢(兵隊さんのリックサックみたいなのも)の上には毛布、腰の所には水筒、背中には小鍋(?)と飯盒、足にはゲートルを巻いているみたいです(白色のゲートルは無いので自信がありません)。
という事を考えると、帰還兵で、後ろの人物を見ると、終戦直後ではないかと思われます。
さて、もう一つ気なるのが、バスの一番後ろ、なにか、ボイラーの小型みたいで煙突が付いているみたいな物がある感じです。
という事を考えると、多分これが噂に聞いた「木炭バス」ではないかと思うのですが。
「木炭バス」は戦時中ガソリンが不足した時代、ガソリンの代わりに木炭を燃やして走っていたバスです(詳しくはウィキペディアで調べてネ)。
このバスは、小豆島のバスで、小豆島と言えば「二十四の瞳」。で、あちらこちらブロブを見ていると、「二十四の瞳」の舞台はそのまま保存してあるそうですが、そこにボンネットバスがあり、「時代を感じさせる『ボンネットバス』木炭で走ったそうです」と書いてあったので、急いでTSUTAYAさんに行って「二十四の瞳」のDVDを借りてきて見ましたが、残念ながら「木炭バス」ではありませんでした。
もっとも、木炭バスが走っていたのが1920年代~1940年代(ウイキペディアによる)。「二十四の瞳」の映画公開が1954年だそうですから、すでに「木炭バス」はなかったのでしょう。ただし、現在、観光地で木炭自動車を復活させ、走らせているところがあるそうですから、好きな方は乗ってみてください。ただし、一番上の写真のように、バスを押す羽目になるかもしれませんが・・・
上の写真のナンバープレートは「香891」ですが、映画では「香29」と「香843」が使われていました。後ろには「シマバス」と書かれたありました。どうでも良いことですが、折角調べたので・・・・でも、映画で「木炭バス」が走っている姿は見たかった!と思うのでありますが。
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