今日はお勉強会
今日は、島原でお勉強会でした。正式に名称を書けば・・・
第212回市民文化講座・島原図書館郷土史を学ぼう会
「近世における歴史資料の伝来と社会」
ー大名文書(もんじょ)、地域文書、江戸時代の対外関係からー
で、講師は、熊本大学永青文庫研究センター長 稲葉継陽氏
資料として、トップに細川家文書、一番下が村方文書。ただし、上下関係ではなく、村方文書がトップの文書を証明する場合もあるとの、具体的な例をあげての話で、こちらも庄屋日記の解読を進めているので(私は、はしっこで聞いているだけ)、村方文書などの必要性を確認。
こちらは、信長直筆の文書。普通は祐筆が書いて、それを確認し花押、または印を押すだけですが、これは、直筆を証明する文書もあるとか。
信長の言う「天下」とは、日本国全体を指すのではなく、「五機内(山城・大和・河内・和泉・摂津)」であるとの説の資料。
「本能寺の変」、ひと月前に光秀に送った書状。光秀への信頼が示されているとのこと。最後の方の赤丸は「天下布武」の印影。
とまあ、「熊本大学永青文庫」にある資料の紹介をしながら、文書の維持の大切さを話されましたが、同時に、熊本地震直後から展開された、歴史資料レスキューの紹介もありました。
つくづく思ったことは、長崎県のこの方面がいかに遅れているか(というより後進県、失礼、発展途上県、途上はしてないけど、何年も前から)を実感した次第でした。長崎大学は「文学部」が無いからな~。
帰りに寄った、湧き水、ここ、いつも満員で冷えた水がおいしかったです。
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