「騎士団長殺し」★村上春樹~ただいま読書中
話題になっている村上春樹さんの「騎士団長殺し」。
約500頁、2巻の本になります。24日(金)が発売日で、午前12時01秒の発売開始で都会では並んで買って、早くも読み終え「ネタバレ」などブログもボチボチ見受けられるようです。
私も若い時は、早読みで、このページ数なら一日半くらいで読めたのですが、今や老眼で、やっと、「第一部 顕れるイディア編」の200頁の所を読んでいます。
「騎士団長殺し」は2部構成の2冊本ですが、私の手には3冊あります。特別版3部作と言いたいのですが・・・・
実は「1Q84」発売時、こちらではなかなか手に入らず、悔しい思いをしました。で、一ト月ほど前Amazonを見ていたら、この本の予約受付がしてあり、さっそく注文。
到着日が24日~27日になっており、まあ、24日が発売日なので到着はしないなと。Amazonの配達予定日を見たら、出荷予定が24日。あくまで「予定」なので、いつになるかと。
昨日は、朝から夕方まで用事で、帰りがけあまり期待もせず、TSUTAYAさんに行ったら、あるじゃありませんか。しかも、上下とも24冊づつ。
Amazonはいつになるかわからないので、とりあえず第1部だけ買ってきました。ところが、今日の午前中Amazonから到着。ということで、3冊持っていることになったのですが、Amazonは返却ができるみたいなので、返却予定。
都会では、即、売り切れの本屋さんがあるみたいですが、今日の朝見に行ったら、1部のみ12冊残っていました。第2部は全冊残っていました。
「ネタバレ」は嫌いなのですが、少しばかり。
主人公は画家、抽象画を描きたいが売れず、肖像画を描いて生計を立てることに。これが、意外と人気が上がり、そのうち妻と離婚。この後、また続きがあるようですが。
そのうち、日本人画家として有名な父を持つ友人(父とはあまり仲がよくありません、別居生活)の父が痴ほう症で入院。その間、父の家の維持を兼ねて、家を借りる事に。
その家の天井裏に一枚の絵。題が「騎士団長殺し」。「騎士団長殺し」の意味は読んでください。「モーツァルト」の音楽と関係があります。クラッシックに詳しい方はわかりますね。
そして、肖像画を依頼に思ってもいない人物が・・・・・というところなのですが。
まだ、前半で全部かどうかはわかりませんが。
「気が散るから」という理由で文化勲章は断ったが、彼はこれまで数えくれないくらいの賞を受け世間的にも有名になった。
普通なら、こう書きますが
彼はこれまで数えきれないほどの賞を受け(「気が散るから」という理由で文化勲章は断ったが)世間的にも有名になった。
同様に
雨田の父親はテレビを憎んでいたということだが、家の中にテレビはなかったが、居間には立派なステレオ装置があった。
家の中にはテレビはなかったが(雨田の父親はテレビを憎んでいたということだ)、居間には立派なステレオ装置があった。
というように( )書きの部分が多く、なんとなく、この部分に意識がいき、たぶん小説から日常感覚を切り離すためかな、とは思うのですが、まだ、全部読んでいないので分かりませんが。
本の帯の「旋回する物語 そして変装する言葉」
裏の「その年の5月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口の、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた・・・・・・それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕れるまでは。」と書いてありますが、私が読んでいるところから、騎士団長が顕れるようなので、続いて読書に入ります。
今日あたりから、ブログ、新聞、雑誌などで書評がドット出ると思いますので、どう解釈しているか。読み比べするのも一興かと。
なお、音楽、日本画と洋画の違いなど、ハルキ流蘊蓄(うんちく)もありますので、お楽しみに。
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