2017 「第9回 緋寒桜の郷まつり」~雲仙市国見町神代小路(こうじろくうじ)
いつも新聞等には「緋寒桜」の風景しか載っていませんが、こうしてみると雪景色もなかなか風情があるものです。もっとも、雪景色の風景は、私が撮ったものではなく、玄関横のパネルの写真を接写したものです。
下の写真が昨日の様子です。今年は花の咲くのが、一週間ほど早かったとかいう事ですが、それでも、良く咲いていました。観覧者の方は毎年増え、今年が最高みたいでした。

玄関の所に、左下のような台があり、実はここに水を張って写真を撮ると、右のような良い風景が撮れるのですが、水で石が痛む恐れがあり、現在は厳禁です。鍋島邸は国指定重要文化財なので、絶対にしないように。
なお、右の写真は、以前撮っていた写真が保管してあり、観光ガイドさんから見せていただき、撮ったものです。
長崎の「心田庵」はテーブルにガラス板を載せ、紅葉を映しきれいなのですが、同じように板ガラスを丸く切って載せたらと思うのですが・・・


いかにも武家屋敷の佇まい。右が鍋島邸に入る石垣で作った通路ですが、見事な切石亀甲積です。


鍋島邸のお隣ですが、鍋島氏の家老のお宅で、ご子孫は今もご健在です。門の左右は多少修復されているようですが、門の様子を見ると多分当時のままでしょう。


庭園ですが、手がかかりますね。上のほうに広場があって。

なかなかすっきりした広場ですが、片隅に変な建物があり、聞いたところ、この広場に「連旭亭」(現在はありません)という別邸があり、その水タンクではないかということです。


上の広場から見た「鍋島邸」。はやり、お殿様の家だけあって、広いですね。

ここは、鶴亀城(神代城)があったところで、赤丸が鍋島邸、黄色の丸が、城址になります。パネルを撮ったので分かりにくいと思いますが。
途中に道路がありますが、削った跡があるので、道を作るためでしょう。昔は左右は繋がっていたものだと思います。


右に入れば広い畑。たぶん鍋島邸の広場につながっている感じ。
左は「神代神社」。神代神社の手前右手に「道政院稲荷神社」があります。両方とも由緒があるのですが、長くなるので、また後日。


以前、イベントは一カ所で行っていたのですが、今年は会場を分散。この日は鍋島邸でのイベント、幼稚園児の演技、カラオケ。三味線の演奏もあったようですが、残念ながら見逃しました。




新しくできた「雲仙市神代小路まちなみ交流館」。「わが店一番」の特産品販売とオカリナの演奏会があっていましたが、素朴な音でいいですね。久しぶりに聴きました。


ところどころに見受けられる「矢竹」の生垣。もちろん戦の時、矢を作るのに使います。
入り口を入ったところに、赤丸のように生垣があり、車を入れるのに邪魔になりますが、これも昔からの作りで、敵が家に入り込むとき邪魔になり、時間を稼げます。昔の姿がそのまま見られます。


昔の中学校を利用した「雲仙市歴史資料館国見展示館」。現在、「長崎県の古墳時代土器展」を開催中。3月31日までなので、覗いてみてください。

「緋寒桜の郷まつり」は、土曜、日曜を中心に3月5日まで開催されていますので、お越しください。
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コメント
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私も同じ日に行きましたが今回は訪れた時間が早かったのでイベントはおろか鎧武者すら目にすることが出来ませんでした(^^;
投稿: 心づくし | 2017年2月21日 (火) 08時33分
今年のイベントは昼からがほとんどでした。
いずれにせよ、『鳥刺し』が無いのが残念ですが・・・・(*^.^*)
投稿: sgikan | 2017年2月21日 (火) 19時22分