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2017年1月10日 (火)

「キマイラ 12巻・曼荼羅変」発売(朝日新聞出版・ソノラマノベルス)

Img_20170110_0002

やっと出ました、「キマイラ 12巻」。11巻が2015年11月30日発刊。今回が奥付を見たら、2017年1月30日で、今日が1月10日なのですが、Amazonに出版予定が載っていたので予約をしていたら、昨日届きました。

実は先日本屋さんで、沢木耕太郎さんの「春に散る」という本が並んでおり、帯を見ると、「ボクシング」という文字が目に入り、もちろん買いました。

沢木耕太郎さんのボクシングを題材にしたものに、「一瞬の夏」があります。1981年の作品ですが、カシアス内藤、エディ・タウンゼント、そして沢木氏自体も絡んで、世界チャンピオンを目指すというノンフィクション作品でしたが、感動ものでした。で、「ボクシング」という文字を見ただけで、上下2冊買ってきたわけですが、そしたら、「キライマ 12巻」も家に届いていて、まずは、短い方から読もうかと。

「キライマ」は確か1982年に初出版で、今年が2017年ですから、35年書き続けられているという事になります。

あとがきによれば、「あと、3~4巻で、『キマイラ』は完結する(させる)つもりで、毎月書いているのだが・・・」と書いていますが、この本は朝日新聞社の「一冊の本」で毎月連載され、一回分が二五枚。

本にするのが一四回分で、一年二カ月で一冊の本になるそうですから、あと4,5年はかかるという計算になりますが・・・・・

but、しかしですね。前号からすれば、キマイラの歴史と伝説が語られるはずでしたが、なんと、今回は数ページばかり前の話の続きがあり、その後すぐに、中学生の九鬼麗一と九十九三蔵が、真壁雲斎の所で出会い、同じ高校に入る所から始まるという、いわば前に戻っており、しかも、西条学園を陰で支配しているという、柔道部に関係にある「もののかい」とか黒堂雷とか、トランシルバニア症候群とか、新しい人物、団体等がでてきて、話が段々ふくらんでいくようで、これじゃ、4.5年では終わりませんよ。

とはいっても、やはり、夢枕獏さんの作品は面白いですね(短期間で終わってくれれば)。
あとがきによれば、「次の『キライマ堕天使変』で、”現在”に戻るはずである。」と書いてありますが、是非そうあってもらいたいのです。「おお、もう百年生きたい。」とは書いてありますが、こちらが先にくたばってしまいますよ。

今日は、マニアのための話で、分からない方には (*_ _)人ゴメンナサイ







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