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2017年1月17日 (火)

「千々石 温泉神社鳥居『貫』改修之事」~千々石町温泉神社


Sonnkai

昨年、5月16日。温泉神社鳥居の「貫」が破損し、上のような状態でした。

すぐに改修するのかと思ったら、秋祭りを過ぎ、正月を過ぎても改修されず、状況を聞いたら、日本には適当な石が無く、外国に発注をしているとか。ウチの墓も作るとき、同様なことで、外国産の石を使いましたが・・・

で、やっと今日になって改修がされました。昨日、通りがかったら足場が組んであったので、今日行ってみたらちょうど作業中。

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よく見るとわかりますが、私、「貫」の部分は一本棒で柱に差し込んであると思ったら、真ん中の部分と、左右の出た部分、三ケ所からできているんですね。

技術的な問題があるのかと考えてみたら、この「貫」の部分、真ん中のところに「額束」(〇〇神社と書いてある額)を載せるので、重みがかかり、かなりの負担がかかります。割り箸の両端を持って、折ると真ん中から折れていきます。

「貫」が一本棒だったら、一番上の写真を参考に見るとわかると思いますが、鳥居本体にも影響があることが分かります。

「貫」の部分が三つの部分に分かれていると、真ん中だけが破損するだけですみます。

というのは自論ですが、「鳥居における力学の研究」という本がないところをみると、私が、本邦初の「鳥居の力学」を考えた人物だと思うのですが・・・・・

実際、いろいろ鳥居を見ていくと、貫の真ん中の部分だけが、新しいものに変えてあり、左右の出たところは古いという鳥居が多く見受けられ、突拍子もない考えではないと思うのですが・・・

さて、現在はクレーン車などあり、便利ですね。右は橘神社の大鳥居を作って写真ですが、重機もない時代、どうしてあの重い石を引っ張り上げたんでしょう。

Dsc_0740 Img_20170117_0001_2

クレーンで、「貫」の中央部分を上げ、片方を入れ、その後反対側を入れますが、「貫」の端の部分と、中央部分には多少の余裕がないと入らないということになります。

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意外と手こずったのが、額束。左が以前の損壊した額束。右が新しい額束。大きさがわかると思います。軽い石もあるそうですが、お値段が高いそうで・・・

Dsc_0706 2

額束は斜めになっていますから、これがなかなかピタリこなく、2回ほどやり直し。

Dsc_0675 Dsc_0691

額束と島木の間に隙間ができ。この間に、木を差し込んで、後でモルタルで固めるとか。

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帰りがけ見ると、隙間はちゃんとモルタルで充填してありました。

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真ん中が新しく見えますが、この「貫」は磨くといつまでも新しく見えるので、苔などついて、早く古く見えるよう、磨かずそのまま使ったそうです。「あと10年すると、古くみえるようになる」とのことですが、それまで、こちらが・・・・

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カミサンは新しいのが良い、(最近は亭主は新しいほうが良い)といいますが、鳥居は古いものが良いですね。


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