「中林梧竹展」&「お茶会・お琴演奏」~雲仙市小浜町小浜歴史資料館

12月25日まで、日下部鳴鶴、巖谷一六と並ぶ明治の三大書家、中林梧竹(1827~1913)の作品展が開かれています。合わせて、今日はお茶会とお琴の演奏。
カワユイお嬢さん方から、お茶を点て(立てるではありません。意味は各自学習してください)いただきましたが、どうも、お茶の飲み方が相変わらず良くわからず、そこは歳を取ったせいか、厚かましくも、お師匠さん(お茶の場合はお師匠さんで良いのかナ?)に、「飲み方教えてください」という事で、優しく教えていただき、おいしくいただく事が出来ました。家で飲んでいる、香典返しのお茶と比べれば、ダンチでした。
お茶を飲みながらのお琴の演奏も良いもので、久しぶりにホットするものを感じました。


さりげなく飾られた、生け花。小さいながらも、良いですね。白いのは「初嵐」という椿だそうです。


会場は、旧湯太夫邸(小浜温泉の湯元)、私が100回生まれ変わって稼いだとしても、追いつかないくらいの財力があります。
入口にいたる階段ですが、以前にも書いたように、島原城を廃城した時、買い受けてきた門があり、「先魁(さきがけ)門」か「田町門」ではないかということです。
なお、階段のすぐ下の方に「豊後の湯跡」があり、島原城主、松倉重昌がここで狂い死にをしています(暗殺説もあり)。(以前書いたかな?)


落ち着いた佇まいの屋敷。我が家と違って、掃除するのも大変でしょうが・・・庭には源泉が噴き出ています。


さて、「中林梧竹展」です。佐賀県小城出身、藩主に認められ江戸へ遊学、その後帰藩し、二度中国に渡り、六朝書体、墨絵等を学び、独特の書体を作り上げていきます。
九代目湯太夫、本多西男氏とは親しく、何度も湯太夫邸を訪れたそうです。
見れば、本当に独特の書体。



時々、展示品を入れ替えますが、これまた初めての屏風。

誰かと思えば、英一蝶の作品でした。署名の「一」の字が多少気になるのですが・・・・


という事で、今日は、おいしいお茶と、良い音楽と、素晴らしい書、画を楽しんだ一日でした。体調は悪かったが・・・・・
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