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2016年10月 7日 (金)

「脳トレ川柳」~川島隆太教授+毎日新聞科学環境部・編

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■永眠があるから不眠気にしない

先日、「シルバー川柳」を紹介したばかりですが、重なれば重なるもので、図書室にいったら、「川柳の面白い本ありますよ」。

ぱらっとめくったら、「永眠があるから不眠気にしない」の川柳が目に入って、借りてきました。特に、歳をとったら眠りが短く浅くなって、睡眠のことについて気になってきますが、「永眠」があるから「不眠」を気にしない、こういう風に考えると、少しは気が楽になりますね。

本は「ああ、加齢」、「前向き」、「病と向き合う」、「めげるな、自分」、「私の人生24句」、「いつまでも恋心」、「夫婦愛」、「100歳バンザイ!」に分かれています。

川島教授、川柳を作るときのポイントとして

⓵ 必ず手書きで川柳を書き留めること。パソコンやスマホなどの電子機器を使   
   うと、脳の働きが半減どころか、下手(注:”へた”と読みます、時々”したて”と   
  読む方がいますが、あれは相撲)すると脳が休んでしまい逆効果になりま
   す。
⓶ 参加することに意義がある!入選作を読んで感心するのでは脳トレ効果は3
  点、自分で川柳を作って5点、手書きで投稿して10点です。
ということで、少し川柳をご紹介。

■「検診に勝負下着で出番待つ」

これくらい色気あると長生きするでしょう。ところで、私、泌尿科に行って看護婦さんの前で、パンツ脱ぐことあるんですが、男性には”勝負下着”ってないんでしょうか?

■「言えました今日は何日何曜日」

ボケの検査で、これ必ず言わされますね。私も、これが苦手で・・・

■「『加齢です』聞くため待った3時間」

目が多少見えにくく、先日、眼科に行ったら、「加齢ですね」。最近、足の関節が痛いので診察してもらったら、レントゲン写真を見ながら、「関節の間が薄くなっていますね。加齢でしょう」。
「ごめんで済むなら警察はいらない」と言いますが、「加齢で済ませるなら、医者はいらない」。

■「病歴に失恋5回と書いた爺」

同じことをやられる方がいるもので、これ、私もやりました。「病歴 失恋症」

■「禿嫌う孫よ遺伝の怖さ知れ」

禿の子は禿、禿の孫も禿。禿のお爺さんもかわゆいですが、どうして禿は嫌われるのでしょう??

■「湿布よりスキンシップ老いに効く」

まったく、その通りで、できるならお若い美人と。

■「よく喋る妻にリモコン向けてみる」

ウチはあまりしゃべらないので、オフよりオンのボタンを押しますが・・・・

■「試し書き妻は決まって『未亡人』」

「未亡人」。なんとなく感じますが、旦那様が69歳ですから、奥様は・・・

■「妻の風呂見たくはないが心配で」

分かりますね、カミサンが長風呂で、おまけに、風呂で倒れた方を何名か知っていますから。

■「婆さんが可愛く老けて今が旬」
■「えやないか待ち受け画面古女房」

ああ、いい夫婦ですね。夫婦の見本です。

■「100歳の秘訣を問えば色気です」
■「女子会と称して出かける母90」

まあ、これくらいないと、長生きできないでしょう。


さて、川島隆太教授が書いているように、読んでいるだけでは「脳トレ」にはなりません。鉛筆やペンで川柳を書いて、新聞なり雑誌に投稿しましょう。誰にも投稿したことを言わないなら、落選しても誰にも分かりません。




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